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  1. 常総市議会 2017-02-01
    常総市:平成29年2月定例会議(第22回会議) 本文


    取得元: 常総市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-12
    本文へ移動 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1              〔議長風野芳之君議長席に着く〕  開 議 ◯議長(風野芳之君) 御出席をいただきましてありがとうございます。ただいまの出席議員数は21名であります。    ─────────────────────────────────                 午前10時00分開議 2 ◯議長(風野芳之君) これより第22回会議を開きます。  別紙会議日程により議事を進めます。    ─────────────────────────────────  日程第1 一般質問 3 ◯議長(風野芳之君) 日程第1に入ります。  昨日の会議に引き続き一般質問を行います。通告順に従いまして発言を許します。  なお、質問並びに答弁は簡潔明瞭に行うよう議事進行に御協力をお願いいたします。  最初に、12番中村博美君。                〔12番中村博美君登壇〕 4 ◯12番(中村博美君) 皆様、おはようございます。12番中村博美です。  質問に入ります前に、3月で御退職されます皆様、大変お世話になり、ありがとうございました。御退職後もお体御自愛いただきまして、お元気に御活躍ください。そして、議長におかれましては、本定例会が締めくくりとなります。副議長としての議会での御指導を感謝いたします。ありがとうございました。  それでは、通告に従いまして、本日は2点の質問を行います。傍聴にお越しくださいました皆様、お忙しいところ、またお寒いところをお越しくださいましてまことにありがとうございます。  それでは、質問1、常総市独自支援策「常総市地域の輪(絆)再生補助金」について尋ねる。  水害関係の質問は、水害後の27年12月、28年3月、6月、9月と続けて4回いたしました。27年12月の質問は、上三坂地区への避難指示を常総市のミスで出し間違えた責任は市長にあると質問しました。その答弁は、当時の高杉市長が、ミスの全責任は市長である私が負いますと言われました。そのミスは、もともと堤防がほかより低かったため決壊となってしまったことと重なり、上三坂の8軒の家々は屋根やベランダに家族を乗せたまま流される映像が日本全国に放映されました。なぜ逃げなかったのかと言われたりもしましたが、避難指示が間違って出されなかったことがこのような悲劇につながり、大切な1名のお命まで奪うことにもなりました。当時は、高杉市長と裁判を起こすべきだという意見もありましたが、皆さんはその選択はしませんでした。  それから新年を迎え、流失の8軒のある方から、年明けから私たちは地獄ですと言われた言葉が胸に刺さり、流失の皆さんの悩みを直接市長に聞いていただき、前向きに復旧・復興に取り組めるよう話し合いの会を立ち上げました。私は、流失の8軒の皆様の中に三男の同級生の家が1軒あります。そして、もうお一人の三妻地区の議員は、御自分の同級生が3人もいましたので、議員に、一緒に皆さんのために力を合わせて市長にお願いをしていきましょうと声をかけると、快く賛同してくださり、さらにお二人の県議会議員の方にもお声をかけ、賛同いただき、第1回目の相談会を28年2月7日に上三坂流失特別区の皆さんと地元議員2人、県議会議員2人の4人で、当時の市長に毎日の苦難を相談し、一つ一つ解決していきました。
     第2回の相談会を28年2月28日に終えてから、私の質問、28年3月は、市長は上三坂地区への避難指示発令ミスを認め、また責任を感じており、責任の次は謝罪、謝罪の次は補償であるとも認めた。その後、どのような検討がされたかを尋ねたところ、高杉市長の答弁は、主たる原因がどこにあったか、そして違法性があるかどうかを第三者検証委員会の検証結果が出るのを現在待っているとの答弁でした。高杉市長は自分の意思、自分の決断は全くない。ここで完全に逃げてしまったと私は思いました。  その後、第3回の相談会を4月16日に、第4回の相談会を5月22日に、第5回の相談会を6月22日に終えましたが、約束した避難指示の出し間違いの補償は何もなく、高杉市長の決断のなさと逃げる態度にはほとほとがっかりし、市長選挙に突入しました。私と流失特別区の皆さんは、高杉市長と決別し、悩みを打ち明けていた当時の県議会議員の方を応援し、見事市長になられました。  8月7日と11月23日に、神達市長と流失の皆さんとの話し合いがなされ、何らかの常総市独自支援策を必ずお示ししますとのお言葉と、また、高杉さんとの決別の支援金も何とか検討しますとのお言葉をいただき、新聞にも発表されました。流失の皆さんも少し希望を持つことができました。金額はそのときは提示されていませんでしたけれども、何とか希望を持っていたところです。  そこで私は、28年12月の質問は休みました。私の職業は健康運動指導士水泳指導員ですので、健康づくりのプロとして常総市の健康づくりにも取り組みたい、歴代市長にもそれらを訴えてきました。私にとって5人目に当たる神達市長にもお願いしたいことがたくさんあります。例えば、神達市長からは、介護予防のお言葉は何度もお聞きしますが、健康増進のお言葉はあまり出てこない。水害後、被災された皆さんは、気力はもちろん体力が落ちてしまいました。この健康増進を次にやりたいと思っています。また、市民目線での取り組みや女性活躍推進の取り組み、何度もやっている常総市の魅力ある観光地へのお客様誘致の取り組みなどがあります。が、しかし、豪雨災害が終わらないと何にも取り組むことができません。そういった意味でも、今回の再生補助金には大いに期待し、水害の質問は今回で最後にしたいと思っています。  そこで、大きな1、常総市独自支援策「常総市地域の輪(絆)再生補助金」について尋ねるの1)内容の詳細を尋ねる、御答弁よろしくお願いします。  それでは、一問一答方式ですので、質問席に戻ります。 5 ◯議長(風野芳之君) 答弁関係者の方、議場にお入りください。  これより答弁を求めます。保健福祉部長。              〔保健福祉部長石塚晴代君登壇〕 6 ◯保健福祉部長(石塚晴代君) おはようございます。それでは、今の御質問にお答えいたします。  先般、議員全員協議会でも説明をさせていただきました、常総市地域の輪(絆)再生補助事業につきましては、一昨年の関東・東北豪雨災害で甚大な被害を受けた全壊世帯のうち、市内で住家の取得及び補修をした方に対し補助金を出すものでございます。  この補助事業の目的は、被害が甚大な全壊世帯の方にいまだ生活再建のめどが立っていない方が多くいることをかんがみ、この方々を支援することにより地域に戻ることを助長し、地域コミュニティの再生を図ることで絆を深め、皆が助け合う、災害に強い地域づくりを進めることが目的であります。  事業の概要は、住家の取得に対しては100万円の補助、住家の補修については50万円の補助とし、流失世帯の住家の取得については、住家のみならず家財一式、庭木に至るまですべてが滅失していることにかんがみ、200万円の補助といたしました。なお、一人世帯である単数世帯には、それぞれの補助額の4分の3を補助するものといたします。申請期限は、被災者生活再建支援制度加算支援金の申請期限と同じくする予定でおります。  また、住家の取得につきましては、住宅ローンの利子のうち1%を限度とし、5年間にわたり利子補給を行う制度及び新築の住家取得の際に賦課される固定資産税に対し、現行税制で減額された残り2分の1を3年間補助する制度も併用することといたしますので、よろしくお願いいたします。  以上です。 7 ◯議長(風野芳之君) 中村博美君。 8 ◯12番(中村博美君) 御答弁ありがとうございました。部長、申請期限なんですけど、何年何月何日までということでお答えいただきたいんですけど、よろしくお願いします。 9 ◯議長(風野芳之君) 保健福祉部長。 10 ◯保健福祉部長(石塚晴代君) 今のところ、平成30年10月8日を申請期限としております。  以上です。 11 ◯議長(風野芳之君) 中村博美君。 12 ◯12番(中村博美君) ありがとうございます。30年10月10日ということですけれども、それまでに建てる予定がまだ立たない方というのは、そこからはもう外れてしまうということですか。すみません、お答えください。 13 ◯議長(風野芳之君) 社会福祉課長。 14 ◯社会福祉課長(吉原克美君) それでは、ただいまの御質問にお答えいたします。  先ほど部長の答弁にありましたとおり、被災者生活再建支援法加算支援金の期限と一緒にするという形で、こちらの加算金の期限につきましては、先ほど30年10月8日と申し上げましたが、被災地の要望により延長することが可能となっております。ただ、要望しまして、国の方が採択するかが問題となるんですけども、こちら、現状その時点で生活再建がなされていないような状況があれば、市としても強い要望を県を通して国の方にいたしたいと思っていますので、よろしくお願いします。  以上でございます。 15 ◯議長(風野芳之君) 中村博美君。 16 ◯12番(中村博美君) ありがとうございます。4月1日から、全壊や、被災した皆様の相談の窓口ができると聞いたんですけど、できるんですか。今ももちろん相談されているんですね。市長も、どうぞお声かけてください、細かいことまで相談に乗りますと言ってくださっているんですけど、一本化した窓口というのができるというふうなことを聞いていますけど、どうですか。 17 ◯議長(風野芳之君) 社会福祉課長。 18 ◯社会福祉課長(吉原克美君) お答えいたします。  今回、議案の方で機構改革の議案が提出されていると思うんですが、今度、社会福祉課の方に被災者支援係というものが市民協働課から移行になる予定でございます。そちらの方でそういった被災者の相談の窓口になろうかと思いますので、よろしくお願いいたします。 19 ◯議長(風野芳之君) 中村博美君。 20 ◯12番(中村博美君) ありがとうございました。社会福祉課被災者支援係ということですね。これから皆さんにお伝えしていきますので、どうぞよろしくお願いします。御答弁ありがとうございました。  28年6月に、高杉市長に全壊建てかえ世帯の支援をお願いしました。市長の答弁は、義援金の中から何とか加算部分が支援できないかの検討をするというお答えでした。高杉市長は、それでも何もなされなかった。その部分が、少しではありますが、支援できるかなと感謝しているところです。これで小さな1)は終わります。  次に2)今後の支援活動について市長に尋ねるに入ります。  市長、御答弁の前に、県議会議員時代から寄り添っていただいて本当にありがとうございます。そのお気持ちや、それから今回の補助金の決定に踏み切ってくださいましたお気持ちをお聞かせいただき、今後の支援についてお答えいただきたいのですが、よろしくお願いいたします。 21 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 22 ◯市長(神達岳志君) 中村博美議員の質問にお答えいたします。  27年9月10日、まさに私も県議会土木委員長として拝命を受けていたさなかの大災害でございました。上三坂の決壊には県道もございまして、県議会土木委員会としても、また地元の県議としても、上三坂の県道決壊、または流失世帯の皆さんに寄り添うためにさまざまな支援制度、常総市としても初めてのあれだけの災害でございましたから、市も混乱をしている、地元の県議としてできることは最大限被災者の皆さんに寄り添っていこうということで、応急修理制度の説明や、また被災者支援制度の説明会や、そういったものを単独で開催していました。そういった中で、中村博美議員、また金子議員、地元の両議員にも大変お力添えをいただいて、被災者に寄り添う活動ができたのではないかなと思っておりますけども、なかなか、やっぱり独自の支援制度というのは難しいという現状が前市長時代にもあったのは確かだと思います。  先ほど中村博美議員の紹介もございましたけども、何度も会合にも参加をさせていただきまして、直接の声も何度も伺ってまいりました。個人的な考えとしては、もちろん流失をされた方々が一番大変な思いをしているのは、直近でお話を伺っていてよく存じておりました。しかし、地域を歩けば歩くほど、全壊の世帯、大規模半壊の世帯、また半壊の世帯、また半壊に至らない世帯でも大変な思いをされている方がたくさんいらっしゃいました。そういった中で、支援制度というものをなるべく一人でも多くの皆さんにお受けいただけるような活動をしてまいりましたけども、国の支援、県の支援、また市の支援には限度があるということもわかってまいりました。  そんな中で、一定の国の支援、県の支援は全壊、半壊、大規模半壊、また半壊に関しては被災者生活応急修理制度も含めて支援策がないということで、飯田県議と私で協力をして、また市にも要請をして、市民の署名活動もお願いをして、県にも陳情をして、応急修理制度も含めて半壊世帯への県と市の独自制度もお願いしたという経緯もございまして、それもかなったということもございました。ある程度、一定の支援策というのはできてきたと、しかし、私が市長選のときに公約でお話をしたとおり、常総市に戻ってきたくても戻れない方がまだいるんだという現状を市民の皆さんと共有して、また県、国に訴え続けなければいけないという思いで、ずっとこの独自支援制度のあり方、または義援金のあり方について、就任以来検討を重ねてまいりました。  いろいろなお話はございます。何で大規模半壊がないんだ、何で半壊はもっと支援がないんだ、たくさんの声がございます。前市長の苦労も十分にわかったこの半年でありました。ここを支援すると、何でこっちがない、ここを支援すると、何でこっちがないという議論はどんどん出てきます。でも、やっぱり国の支援制度というのはもう一定で限度が決まりました。県も決まりました。しかし、ここは引き続き要望は続けてまいります。しかし、いまだ戻ってこれない方を一日でも早く戻すというのが市長である私の使命だということで、選挙の公約とさせていただいた経緯もございまして、行政の皆さんの提案も受けて、いろいろな形で検討してまいった結果が今回の(絆)再生事業の形でございます。  ただ、しかし、これで終わりではないというふうにも思っています。1世帯残らず、今の63世帯になりましたけども、この方々が戻ってきていただけるような支援制度、またいろいろな形で市内でも大変な思いをされている方々のためにも、これからしっかりとさまざまな支援策をつくっていきたいと思いますし、義援金の活動もこれから続けてまいりたいと思っております。  いずれにしても、常総市が完全に復旧するためには、市内に戻りたくても戻れない方が一人残らず戻ってきていただくために、議員の皆さん、または市民の皆さん全員でこの方々に思いをはせるということが、常総市民全体の絆につながる、その思いで(絆)補助再生事業というものを創設させていただいた経緯でございます。今後とも御支援よろしくお願いいたします。  以上です。 23 ◯議長(風野芳之君) 中村博美君。 24 ◯12番(中村博美君) 御答弁ありがとうございました。すべての被災者の皆様のために、これからも義援金活動をするという市長のお言葉ですので、これに応援参加できることがありましたら私たちも応援参加していきたいので、お声をかけていただきたいと思います。  それから、私の次に質問される方から、公平性の確保という考えや私的財産形成に税金を使わないことなどの考えが述べられるようですが、災害は公平に被害を被ったわけではありません。水害後4回の質問でも何回も言い続けてきましたが、流失の皆さんは何一つありません。部長からも滅失という言葉がありましたが、家を建てても塀もない、庭もない、植木の1本もない、季節に実ったカキの木、梅の木、ミカンの木、四季折々に咲いた木花、草花、畑もない、思い出の一つもない、やはり流失の皆さんは特別区です。  また、流失特別区の皆さんは、被害者の会の方にお誘いを受けました。しかし、被害者の会というのは、加害者がいての被害者です。決壊現場の堤防は、先ほども述べましたが、ほかのところより低かったため、そこに水が集中して決壊しました。しかし、下流からの堤防の改修を計画していて、何もしなかったのではないという国交省の答弁に、国と戦う気はなく、被害者ではなく、被災者の会として会をつくり、やっとここまで来ました。1年半という年月は、流失の皆さんと全壊建てかえの皆さんにとってとても長い苦難の日々でした。決して満足のいくものではないかもしれませんが、一歩前に進む力添えになると思っています。今後も、今、市長が御答弁くださいました支援活動に期待いたします。どうぞよろしくお願いします。  これで大きな1の質問は終わります。 25 ◯議長(風野芳之君) 次の質問に移りますので、答弁関係者の方、入れかえをお願いいたします。  中村博美君、質問を継続してください。 26 ◯12番(中村博美君) 次に、大きな2の質問に入ります。水害時は、各町内会単位でさまざまな被害対策に取り組みました。中三坂集会所は床上に水こそ来なかったけれど、断水のためにペットボトルの水が何箱も出し入れされ、またボランティアの皆さんが寝泊まりされました。また、何度も行われた水田の瓦れき拾いでは、大勢の皆さんが昼食をとりました。ことしの1月3日の新年会で、中三坂集会所に伺い、ぶかぶかした床を拝見したとき、これは災害の被害ではと住民の皆さんに相談され、これは水こそ上がっていないけれど、水害の被害であると私も思い、今回の質問にしました。  そこで、大きな2、中三坂集会所の床の補修について尋ねる、1)豪雨水害による被害と思われるが、担当課としてのお考えを尋ねる、よろしくお願いします。 27 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。教育部長。             〔教育委員会教育部長染谷佳男君登壇〕 28 ◯教育委員会教育部長(染谷佳男君) おはようございます。中村議員の御質問にお答えいたします。  中三坂の集会所は、平成4年に開館いたしまして、それ以来、地元の皆様の会合、さまざまな活動の場として利用されてきています。これまで空調設備、音響設備の新設、また畳がえなどの修繕を行いまして、利便性の向上に努めてまいりましたが、24年が経過しまして施設の老朽化に伴う修繕が必要となる箇所が生じてきております。現在、随時補修をしながら、施設の良好な維持に努めているところでございますが、議員御質問のホールの床の傷みにつきましては、一昨年、先ほど議員も申し上げましたが、水害の直後からしばらくの間、災害支援物資の集積所として使用されていたほか、災害ボランティアの拠点として使用されていましたので、大量の物資が保管されていたということでは、その使用も原因の一つとは考えられます。  しかし、災害支援の終了後、地元の方から連絡を受けまして担当課で現場を確認しましたところ、以前から床下の通気が悪く、湿気によりまして床が柔らかくなっていた、また床下の根太、横に通っている柱なんですが、根太の幅が広い上に床板が1枚であることが床の変形の原因であることがわかりました。現在、教育委員会の方で業者の方に床の調査をいただいておりますので、いかに効果的かつ耐久性のある改修ができるか、対応を検討しているところでございます。  いずれにしましても、公民館、集会所などは社会教育施設でございますが、非常災害時には地域住民の応急避難所や支援施設として活用されますので、重要な役割を持っているということで、施設の利用に支障を来すことのないよう適切な措置を講じてまいりたいと考えております。  以上でございます。よろしくお願いします。 29 ◯議長(風野芳之君) 中村博美君。 30 ◯12番(中村博美君) 修理していただけるということで理解をしていいんでしょうか。あそこは今、いろいろなことに使われていますが、投票所にもなっているんですよね。また秋には投票があるということなので、補正予算か何かで秋までにという計画はあるんでしょうか、お答えください。 31 ◯議長(風野芳之君) 生涯学習課長。 32 ◯生涯学習課長(町田春吉君) おはようございます。  今回、シロアリの対策もしまして、ちょっと時間がかかってしまったんですけども、予算を確保次第発注したいというふうに考えております。 33 ◯議長(風野芳之君) 中村博美君。 34 ◯12番(中村博美君) ありがとうございます。ぜひ、8月中にはということでよろしくお願いします。  それで、発注なんですけど、これは入札によるものですか、教えてください。 35 ◯議長(風野芳之君) 生涯学習課長。 36 ◯生涯学習課長(町田春吉君) 今回、見積もりもとっていまして、見積もりの金額ですと入札ということになります。 37 ◯議長(風野芳之君) 中村博美君。 38 ◯12番(中村博美君) 1月3日の新年会で、地元にも大工さんがたくさんいるんだということで、地元の公民館だから地元で修理させてほしいと言われたんですけど、入札ではちょっと無理ということですね。お答えください。 39 ◯議長(風野芳之君) 生涯学習課長。 40 ◯生涯学習課長(町田春吉君) お答えいたします。  今回、入札ということですので、業者の選定は競争入札参加資格審査要綱に基づく参加資格者であれば可能だと思われます。  以上です。 41 ◯議長(風野芳之君) 中村博美君。 42 ◯12番(中村博美君) ありがとうございます。まず、そういう大工さんには入札の参加をお願いするということでお話をすることが先ということですね。  では、御答弁ありがとうございました。私にいただいた時間がまだありますので、災害後、まだまだ対応に追われている事例を幾つか御紹介したいと思います。  まず一つは、私の町内根新田は、100軒ある世帯のうち、私の家も含めてこの水害で9割の家が床上浸水をしました。そこで、600億円をかけた国のハード面の堤防改修、そしてソフト面の今後の災害に向けた防災に関する取り組みのモデル地区として、常総市2カ所、若宮戸地区と根新田地区が選ばれ、市長からもきのうお話がありましたが、マイ・タイムラインプロジェクトの話し合いを根新田は3回終了しました。時系列に、私は何時に何をしますと決め行動する、これを町内で話し合いました。1回目は86名の方が参加、2回目は60名の方が参加、3回目は50名の方が参加され、町内の中の班ごとに集まりまして、班の本当に一番近しい人たちで、だれは何時に何をする、日中一人暮らしのお母さんのところにはだれが声をかけに行くというふうな、高齢者や、それから障がい者の方がいらっしゃったら、その方にはだれが声をかけるという、本当に細かい話し合いをし、3回終了いたしました。スズキ区長はじめ役員さんの御努力や、町内会の方々の協力体制に頭の下がる思いです。  また、28年3月2日の私の一般質問で、根新田のホットメールを紹介したところ、関係団体の皆さんの目にとまり、今も区長と役員さんは市役所や生涯学習センターに訪れる各市町村の対応に追われたり、また各市町村に出向いたりもしています。その数は13市町村にも及ぶと区長にお聞きしました。  また、28年10月25日には、町内初の防災士が誕生し、若き防災士や町内の若き力をマイ・タイムラインプロジェクトで確認し、将来に希望がわきました。  次の一つは、常総市大水害被災者の声を記録する会です。27年9月10日の災害当日は、まだ暑いくらいの気候でした。家の修理が早く終わった皆さんが家々に戻られた1カ月後ぐらいに、森下町の女性から、中村さん、家に戻ったら冬物の衣類が1枚もなく寒いの、どうしようと相談され、別件で……。 43 ◯議長(風野芳之君) 中村議員に申し上げます。質問は簡潔にお願いいたします。通告がされておらない部分がございますので、お願いいたします。 44 ◯12番(中村博美君) わかりました。その女性たちと支援物資を直接そこに持っていこうということで、茨城県の女性の会の方にお願いをしてたくさんの支援物資が集まりまして、それを軽トラックで3カ所にお配りしたんですね。そのときのことをぜひ後世に残そうということで、被害者の会でこんな冊子、68ページのオールカラーの「被害」、これは行政でつくられた9.10の被害の冊子とはまたちょっと違いまして、行政ではだれに声をかけてこういう冊子をつくるのかということで大変苦悩されると思うんですけれども、私たちは一市民ですので、いろいろな方の、被災者、25名の女性の方の被災の声なんかも上げたものをしています。  そして、また最後ですけれども、議会にも、議長のところにいろいろ視察研修にいらっしゃっているとお聞きしまして、まだまだ災害は終わっていないんだなということをちょっと皆さんに私の立場で知り得たものだけをお知らせしたくて、こんなお話になりました。  すみません、議長から通告がないということなんですけれども……。 45 ◯議長(風野芳之君) 質問内容を簡潔にしていただきたい。 46 ◯12番(中村博美君) すみません、通告にないので、このお話で終わります。  私は、災害に関してまだまだ、今おっしゃいました63軒の皆さんが常総市に帰られて、おうちを建てられて、そしてそのときが本当の復旧・復興だと思っていますので、まだまだ常総市民とともに力を合わせて頑張りたいと思います。  これで私の質問を終わります。御清聴ありがとうございました。 47 ◯議長(風野芳之君) 暫時休憩といたします。                 午前10時35分休憩    ─────────────────────────────────                 午前10時46分再開 48 ◯議長(風野芳之君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を継続いたします。  次に、21番堀越道男君。
                   〔21番堀越道男君登壇〕 49 ◯21番(堀越道男君) 21番の堀越です。通告に従い、一般質問をさせていただきます。  まず最初ですが、災害問題についてであります。この間、いろいろ災害の支援の問題について、国会なり、いろいろなところでの折衝する観点から、いろいろなことがわかってきましたし、それをどう改善していくのかということがこの常総市にとって求められるなということで質問したいと思います。  先ほど出されましたが、この被災者に対する支援制度の中で、交渉していきますと、やれ公平性がどうだとか、あるいは私的財産形成には税金は使えない、それから見舞金の範囲だからそんなに額は乗せられない、これが交渉の中で出されます。市の考え方もこれに付随しております。これは、非常に今の被災者に対する支援の問題としては、流れといいますか、それでは逆流であると。この間、災害支援について勝ち取ってきた内容というのは、為政者がやって、恵んできたよというのではなくて、災害を受けた人が声を発して、そしてそこから制度がつくられてきたわけであります。  そして、要するに公平性、特別なものじゃなくてというものじゃなくて、それはやはり災害を受けたわけですから、災害を受けない人との制度的なものでは全く違うものの制度、特別なものとしても出される。それから、私的財産の形成、これはいわゆる商業とか農業とか、そういうのに対するものなんですが、これについてもいわゆるグループ補助だとか、それから農業の被災者再建支援法と、そういう農業の再建についても9割なり、あるいは6割というものが出されるようになってきて、事実上そういうのが撤回されてきています。  そして、見舞金というものについても、淡路災害で、阪神大震災のときに最初は見舞金でも出したらいいかというふうな話の中で、これが制度として100万円という、最初に出てきたわけですが、その後、鳥取だとか、いろいろな、兵庫にしてもそうですが、やはり家を建てるためにはとてもじゃないがそれでは建たないと。100万ぐらいではとても。しかも、所得制限がある中では建たないという中で、これを変えようという努力があったわけですね。これが地方自治体の方から出されるわけですね。国ではないんです。あくまでも地方自治体から。例えば兵庫県にしても、基金の中から600万円のお金を出して、それで家を建てるということが起こりました。鳥取でもそのように、県として初めて、あの鳥取の知事の片山さんがそういう国に先駆けて200万円、全壊の世帯にですね。災害のときに応分の負担をしたわけですね。  そういう流れがあって、今日大きくなってきたわけなんですが、今回、先ほど出されたように、常総市地域の輪再生補助金ということが出されているわけなんですが、非常にこれは規模的には、独自のだけで精いっぱい頑張ったなというふうには思いますが、しかし、これとて今の水準でいうとようやくここらまでかなというところですよね。500万円ですよね。300万の支援金と加算金ですか、それのお金と、それから200万円──100万、100万足せば、そういう500万、これが大体そういう水準なんですが、しかし、国の方では、国会の論戦の中、あるいは私どもが昨年の5月11日に国と交渉したときも、内閣府から見舞金だからお金は出せないと、せめて500万の援助金が必要なんじゃないかということを言ったら、見舞金ですから出せませんということを出したわけです。そういう、いわゆる国の、私は言うならばこれは逆流だと思うんですね。こういう市に対する逆流。  災害救助に対しては、やはり一番責任は統括の、常総市なら常総市の市長が責任を持ちます。すべて指示命令出したりなんかすることについては、これは市長の権限なわけですね。全責任があるということになります。でも、災害救助法というのは県が指定するわけですね。激甚災害は国がやる。これの金の使い方というのは、国が認める、あるいは県が認めてこうやるということではないんですね。あくまでも当該自治体の長が、言うならばこれだけのお金を使うということをどんどんやるということが基本なんです。それが基本なんです。あくまでも国が認め、あるいは県が認めたやつで、これでやるということでの精神じゃないんですね。この災害救助法に対するとらえ方は。  そういう面では、非常に常総市の最初のとらえ方はそこに混乱があって、国が決めたこと、あるいは県が認めるようなこと以外のことは手を出さないようなことをやってきた。そのことがいろいろな被災者の怒りを生み、そして今日こういう苦しみのもとにもなったわけですね。そういうところについて一定程度突破したわけですけども、そういうことでの考え方として、神達市長にここは、いわゆる国のあり方といいますか、最初苦労した、大変苦労したと、わかりますよね、それはね。確かに壁があるんですよね。その壁を、やはり理論的にも突破していくということが必要なんだろうというもので、そこらのところの考え方ですか、ひとつお聞かせ願いたいなというふうに思います。 50 ◯議長(風野芳之君) 答弁関係者の方、議場にお入りください。  これより答弁を求めます。神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 51 ◯市長(神達岳志君) 堀越道男議員の質問にお答えいたします。大変な評価をいただきまして、まず改めて感謝を申し上げます。  堀越議員がお話をしたように、市独自の支援制度のあり方というのは大変な壁があったのも現実でございます。国、県では、これまでの災害の前例の踏襲というものがやっぱり基本になってきます。そういった中で、やっぱり地元の被災自治体として何ができるか、地元の被災自治体の首長として何ができるかというところを大変苦慮してきたものも現実でございます。そのために、今までも国、総務省、内閣府、国交省、さまざまな関係機関に出向いて要望等もしてきた経緯もございますし、県知事はじめ県とも大分協議を進めてまいりました。  しかし、やっぱりここは、先ほど中村議員の答弁でもお話をしましたけども、国、県に要望していてはなかなかこれは時間がかかる、今一番常総市として大事なのは、戻りたくて戻ってこれない方々を一日も早く、一人でも残らずに常総市に戻ってきていただくということが何よりも、この常総市の復旧・復興のスタートには大事だという考えから、市独自の支援制度というものをつくるべきだということで、私の決断で今回は支援制度の創設に当たったわけでございます。  いろいろな意味で、今、前例もお話をいただきました。鳥取県の片山知事のお話もそうでありますし、いろいろな部分で被災自治体が声を挙げて国の制度をつくってきたという現実も認識しております。そういった中で、水害サミット、首長会、これからいろいろな部分でも、また今回も全国市長会への要望もあわせて出しております。被災自治体として、全国からお世話になった常総市としてできることは、やっぱりこれからこの後、全国で水害、同じような災害があったときに同じような苦しみを持たれる方のために、やれることをしっかりとやっていくべきだという思いで、今回の制度創設に至った経緯でございます。  以上です。 52 ◯議長(風野芳之君) 堀越道男君。 53 ◯21番(堀越道男君) どうもありがとうございました。市長の苦労と、そういうところ、国に行っても時間がかかる、まさにそういうことで、だからこそ地方自治体の首長としてやるべきことというのは、国に先駆けてやらなきゃならないというのが当然今は求められているというふうに思うんです。そういう面で、そういう、国会へ行くと本当に言われるんですよ、見舞金だから出せないんですよと、戻っちゃったんだよね、昔の、いわゆる1995年に戻っちゃったわけだ。今の、残念ながら防災大臣も含めてね。これは河野太郎さんが言ったんですよね。それから内閣府も言ったということで、彼らの頭の中はそういうことなんですよ。  ただ、問題は、今の水害というのは、いつ、どこでも起こり得るし、水害そのものが進化しているとも言えるんですよ。今までのやつじゃないでしょう。200年に1回とか、30年に1回とかじゃなくて、五、六年に1回のような、そんな水害ですよね。しかも、線状降水帯なんていうのが当たり前のようなことになってきますから、これは非常さに、やっぱりその水害の規模が大きくなる中に、これは温暖化というのもありますからね。まさにそういう問題も含めて、今後規模が縮小するなんていうことはありません。それはもうどんどん大きくなるばかりでね。それだけに、それに対する、常総市があれだけの水害を受けたわけですから、やはりそれは天下を切って、これだけのことはやるという構えがやはり必要なんだろうというふうに思うんです。  そういうことで、今後の問題として新たな基準値の問題についても入ってきますけども、改めて今の被害者の側に立って、これにこたえるやつというのは、やはり全国にも例のないものをある面ではつくり出していく必要が、この常総市にとって責任があるんじゃないかということを改めてお願いするわけであります。  2点目に入ります。そういうことで、水害に常総基準の確立をということで、今回の常総水害はあくまでも、要するに水害に基準がないということですよね。最初、一番戸惑いが起きたのは、水害に対する判定の問題として、1メートル基準というのが出ましたね。これは新聞でもって、1メートルでもって150万とゼロの差があると。先ほど言った50万の差が後で出てきたということなんですが、そういうように、その1メートル基準というのは何なのかということなんですよね。これは、国に聞くと、あくまでも東日本大震災のときの津波の被害で、現状認識といいますか、大規模半壊だとか半壊だということの数の概算を決めるための一次審査なんだということで、二次審査は損害の補償問題なんですということで、その損害補償というものについては、支援については二次審査が当たり前なんです。こういうことなんですね。その点について、常総市の経過というのは、そうじゃなくて、あくまでも1メートル基準でもって半壊と大規模に分けるということをやったわけですね、最初。そうじゃないということが後でわかってきて、一定のそこらの改善をされたこともあるんですが、いずれにしても水害についての基準というのはないんですよ、実際ね。あくまでもあれは地震のときの基準。  だから、応急修理についても早い時期にやらせるということになっているわけなんですが、ただ、水害というのは、要するに家に水が入るわけでしょう。そうすると、やはり半年間は家を乾かさなきゃならない、これが基本なんですよ。そうすると、応急修理の時期に間に合わないし、いろいろな支援の期限に間に合わなくなっちゃうわけですよ。現実的じゃないんですよね。水害というのは特別そういうものなんです。地震とかなんかじゃないんですよ。ですから、あの判定の仕方もやっぱり違いますよね。ある人の被害率は39点から40点にならない、その最後の1点は何かといったら、家が曲がっていない、要するに柱が曲がっていない。水害では柱が曲がるわけないけども、浸水していますからふやけて、どういうふうな状況になるかわからない、将来的にはシロアリが食ってどうのこうのというのが出てきますからね。だからこそ、床板も外してみんな風通しよくして、半年間は家を乾かさなきゃならないと、これが基本なんですよね。  ところが、水害のあれについては、そんなの基本になくて、あくまでも地震と同じような基準でやられる。だから、どんどん早くやっちゃった人は、後でまた黒カビが生えて、それがもう一回、二次的に改修しなきゃならないということが起きたわけですよね。そういうのは、タッチしている人というのはみんなわかっていたんですよね。私ら、これはボランティアの皆さんに、まず大体1週間もしないうちに聞きましたよね、そういうのはね。水害になったときには家を全部乾かさなきゃだめだぞと、それも時間、できるだけ長く引っ張ってやらないと、後でカビだらけになるし、シロアリに食われちゃうよということが出され、そんなことは全然ないわけですよね、あのときね。だから、そういうものを含めて、水害について基準がないんですから、常総水害があって、あれだけの被害をやったわけですから、これはやはりちゃんと基準を決めておくべきだと思うんですよね。  これは、ある書物を見ると、例えば2000年あたりに東海水害があったときに、ごみが出たわけですよね。ごみが出たときの量というのを、例えば大規模でなった場合と、全壊の、ごみがどのくらい出るかというのは、みんな限定になっているんですね、そのときのね。それが改めてそういうふうなものになっている。だから、常総水害も、あれだけの水害が起きたわけですから、当然そういう基準値について、やはりこれは水害に合った基準にするべきじゃないかというのを改めて要求すべき、それを基準にするということが必要だというふうに思うんですが、そういう面で、どうですか、そういう常総基準といいますか、行くところでも言うときに、関東・東北水害というだけに終わらないで、常総水害と、そのときのこれだけのものがあってということを、これをやる必要があるというふうに思うんですね。  それをなぜ言うかといいますと、例えば去年の埼玉で入間川か何かのはんらんで、起きたでしょう、水がね。あそこは、埼玉県は残念ながらどこも水害の認定をしなかったそうですね。40センチ来ても水害の認定をしなかった。なぜかというと、水に勢いがないからだというんだよね。そのときの、私ども共産党含めて、常総市に聞きました。そしたら、常総市としては、ちゃんと水が来れば、それはもう水害だと、半壊を認めてちゃんとやっていますよということになって、その基準でもって埼玉県ではいろいろ私どもが支援のための策をしたわけですよね。そういう一つの前進面といいますか、今の中で災害の問題としてこういうことをやってきた、その価値を大いに必要性があるし、その基準をつくれということを内閣府に要求すべきだというふうに私は思うんですが、そういう点でどうですか、市長、もう一回お願いします。 54 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 55 ◯市長(神達岳志君) 質問にお答えをいたします。  私も、その水害の基準という、その全壊、大規模半壊、半壊の基準というのは大変、私も初めての経験でございましたし、内閣府、または地元の代議士等々とも大分検討を重ねました、当時。その認定にも何件かも立ち会わせていただきましたし、大規模半壊と半壊の違い、またここの矛盾というものも実際に感じて大分声を上げた経緯もございます。  いずれにしても、その後もいろいろな形でこの水害と地震の判定の違いというものが明確であると私も認識をしておりますので、今度また水害サミット、水害を受けた首長同士の会議もございますし、そういった中でも連携をして、私も声を発していきたいと思いますし、内閣府またはそれぞれの省庁に出向くたびに、その形もしっかりと要望も継続していきたいと考えております。 56 ◯議長(風野芳之君) 堀越道男君。 57 ◯21番(堀越道男君) ぜひともそういう点を主張していただきたいというふうに思います。  それでは、次に行きます。これはこの前も取り上げた問題でもありますけれども、溢水しても破堤しない堤防について、鬼怒川下流改修維持期成同盟会が2月16日に国交省に行ったようでありますが、その内容をひとつお願いしたいと思います。 58 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。都市建設部長。              〔都市建設部長小林 茂君登壇〕 59 ◯都市建設部長(小林 茂君) 堀越議員の1番の3)の質問に答弁いたします。  鬼怒川下流改修維持期成同盟会は、流域沿線の安寧を保持し、産業に資するため、鬼怒川の改修維持促進を目的として県内の6市1町で構成されております。  今、議員からお話がありましたように、去る2月16日に国土交通省などに出向き、石井国土交通大臣や関東地方整備局長、また県選出国会議員などに対して同盟会会長の常総市長、副会長の下妻市長をはじめ、会員の皆様で要望活動を行ってまいりました。  内容でございますが、6市1町で協議した結果、まず1番目として、鬼怒川緊急対策プロジェクトの着実な推進により、堤防整備を平成32年度末までに完了させること、次に堤防整備とあわせて老朽化した樋管等の改築・統廃合の早期実施、次に、常総市のモデル地区で始動した「みんなでタイムラインプロジェクト」など「逃げおくれゼロ」に向けた取り組みの沿線市町への展開や、広域避難計画の策定に向けた支援、次に、整備後に延伸・拡張された堤防の維持管理予算の確保、最後に、万が一、今後大規模自然災害が発生した場合における国土交通省災害対策派遣隊、いわゆるTEC-FORCEでございますが、これによる支援のハード対策とソフト対策を合わせた5項目について要望を行ってまいりました。  以上です。 60 ◯議長(風野芳之君) 堀越道男君。 61 ◯21番(堀越道男君) 何点かありましたね、要望書の中。そのプロジェクトを着実にやっていってほしいということの内容なんですが、そこには、何回も要求している堤防の問題について、溢水しても破堤しないということが要求されたのかどうか、その点ひとつお願いしたいと思います。 62 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 63 ◯都市建設部長(小林 茂君) 先ほど申しましたように、今回要望した項目については今申し上げた5点でございます。 64 ◯議長(風野芳之君) 堀越道男君。 65 ◯21番(堀越道男君) なぜ、いろいろなことで言っているかというと、この間、堤防に対する建設が要するに置いていかれて、ダム偏重だったというのがあるわけですよね。これは、16年3月に出された読売新聞で、鬼怒川の4ダムで約1億トン、水をためたと、だから非常に下流が助かったんだというようなことが新聞に載ったんですね。これはダム愛好家の人らが言っている内容なんですよ。4つのダムがあったから、下の方はあれだけで済んだんだと、こういう言い方なんですよね。またさらに、ダムはつくっても洪水は防げないとも言っているんですよ。  ある本を見たら、いわゆる通常貯水量というのは70%で放流しちゃうんですよね。じゃあ、あれだけの雨が降ったときに、例えば常総市は40ミリなんですよ。でも、9月10日に、7時の段階で茨城県大雨洪水注意報が出たんですね。大雨が降るのかと思って、私は一日合羽着て歩いていたんだが、全然雨は降らずに、汗びっしょりになっちゃったということだけ覚えていますが、大雨は向こうに降ったわけですね、鬼怒川方面に。それが鬼怒川へ落ちてくるわけです、こちら下流はね。そういうときの総括がそういうことなんですよ。1億トンためてやったから、でも、70%で流しちゃっているわけです。通常のやり方なんだよね、これね。  でも、ああいうときに、降ったときに、下は水がない、上が大変なだけであっても、下に流したら下が大変なことになっちゃうというのはわかるわけですよね、これはね。だから、8割、9割をやってほしかったという人もいるんですよね。そうすればもっと違ったんじゃないかと。それを、ダムが壊れるということを前提にして、大変だということで、これは7割で流しちゃうわけですね。そのことによって、下の方は堤防が整備されていませんからね。ですから、低いところもあったということになって、そこが溢水をし、堤防がなかったところがぶち抜かれるということが起きたわけでしょう。  これは、そういう堤防が、要するに計画水位高が変えられたというのは、昭和48年だというのは、これは河川局が言ったわけですね、常総の市議会へ来てはっきり言いました。それが40年たって、やったのが湯西川ダムの1,800億円のダム建設ですね。こっちは幾らやったかというと、200億ぐらいですか、20年でね。年間10億円ぐらいなお金でやって、20年から30年の工程でつくればいいやという状況だったわけですよね。それが、要するに大変なものがあって、水害でやられたわけですよね。  これを見ると、やはり堤防をもっとしっかりしていれば、ある面では防げたものというふうにも言えるわけです。どっちもやるというなら、どっちもやってもいいんですが、いずれにしても堤防の方がおろそかにされていた結果、ああいうものが起きたというふうに思うんですよね。  今、その後何回ででも、今の5メートルにしても、要するにあれだけの水が降ったら、とてもこのダムの、四つあったダムにしても1万トンしか水を保水できない、残りはもうみんな流しちゃうわけですね。2,300トンですか、毎秒8,000トンで、二千幾らぐらいで、六千幾らは流れちゃうということですよね。今の計画高水位というのは、5メートルですか。それ以上に超えちゃうわけですよね。こういうのは、それはあり得る話だと言っているわけでしょう、学者はみんなね。だから、これは当然超えても、今のやり方で堤防をつくっても、5メートルつくっても、それ以上水が来るわけですから、それは構造的な欠陥ですよね。  例えば上が700メートルもあって、高さもあって、常総あたりに来るととにかく高さがないわけですよね。しかも、300から今度は150くらいになっちゃうわけでしょう。逆にしぼめられてくるわけですから、あふれるのは当たり前ですよね。水海道のところ、8メートルですからね、本町はね。そのくらいな計画高水位があるわけだよ。とてもじゃないが、はっきり言ってあの程度のが来たらおさまりませんよというところがあるわけですよね。ダムは、今言ったようにダムが危ないと思ったら平気で流すわけですから。これは、そういうことでなった場合に、やはり、前からも言うようにソフトランディングということで、ダムを超しても決壊しなければ、破綻しなければ問題ないわけですよね。その費用についても大してかからないという、イシザキさんなんかも言っているわけなんですが、そういう問題で、やはり安全性、本当に問い詰めていくならば、ここを逃しちゃだめだと思うんですよね。  この間の水害あったところ、みんな要望書を出しています。東海にしても、それからいろいろなところ、やっている話は、安全な堤防で、破綻しない堤防とちゃんと文字が入っているんですよ。だから、ここのやつも、国土交通省に言う場合でも、鬼怒川プロジェクトやってくれと言うんじゃなくて、破綻しない計画でしてくれと。溢水しても、それは今の場合はしようがないですよ。大体みんな言いますよね、堤防で完全にとめることはできないと。だから、それは若干流すことも、逃がす必要もあるんですよと。そのためには、堤防が破綻しなければ、まず流れていくだけですからね。それほど、家が流されるような状況というのはないわけですよ。それをやはりちゃんとやると、今の水準で、最高の水準を求める必要があると思うんですよね。それがやはり常総基準ですよ、はっきり言うならば。じゃないと、記録に残りませんよ、これは。普通の、今までやっていたようなこと以上のことでやっていないですからね。  ほかは、2000年の東海の大水害のときだって、ちゃんと、庄内川だとか、新川なんかがあったときの要望書というのは、堤防を越しても破綻しないというのが文章に入っているんですね、要望書の中にね。こういうのを見ると、やっぱりちょっと、今のままでいうと、原因が、要するに川の裏に流れ込んで、そこが、土質もあったと思うんだけども、要するに被覆されていない土で、それが荒堀りされてあると。大体4メートルだと、2時間で掘削される。今度6メートルになるんだけども、4時間もつわけでしょう。4時間後には破綻するということですよね。だから、逃げる話で、ソフトで、国土交通省は逃げているわけだな、そういう面でな。だから、そういう問題で、はっきり言ってこれはもうごまかしですよね、ある面じゃね。格好いいけど、ごまかし。そうじゃなくて、やはりちゃんと原因を追求したベースについて、これを本格的に直す、そして安全を確実にさせるということが大事なんですよ。  申しわけないけど、水海道というのは、市長の前でも言ったけどね、名前の起こりというのは、水が集まる新開地なんですよ。坂上田村麻呂に水を食わせたなんていうんじゃないんだよね、馬に水を飲ませたから水海道というんじゃないんだ、そんなんじゃないんだよ。やっぱりちゃんとした名前があって、そこは水が集まる地域なんですよ。だから、そういう地域を持っているこの地域ですから、当然堤防については、やはりそういう安全で、絶対決壊しないということが第一の保証ですよ。それをやっぱり言わなきゃだめだし、それをちゃんと文章にも入れるということが大事ですよ。それは過去にも、ほかでもやっているんだから、それは当然常総市ではやるべきですよ。そういう問題で、改めてそういう点ちょっと、これは市長にお伺いします。 66 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 67 ◯都市建設部長(小林 茂君) 堀越議員の質問に答弁をさせていただきます。  今回の鬼怒川緊急対策プロジェクトにおいては、国土交通省が設計等に当然携わり、施行管理を行いながら、現在堤防の整備を進めているわけでございます。具体的には、これまでも説明させていただきましたが、ハード対策として堤防のかさ上げや河道の掘削などにより、一昨年の水害時と同程度の雨が降った場合であっても、それを安全に流すことができるように堤防の整備を進めているというふうに伺っております。  また、ソフト対策として、堤防の点検の実施や、先ほど申し上げました鬼怒川避難勧告に着目したタイムラインの整備と、これに基づく避難訓練を実施することなどにより、地域住民の皆様の安全性を確保していくものというふうに考えております。  以上です。 68 ◯議長(風野芳之君) 堀越道男君。 69 ◯21番(堀越道男君) 今のは当たり前の話で言っているだけで、具体的な問題として、詰めるところの問題というのは必要なんですよ。安全に水を流す、当たり前の話を言っているだけですよ、それはね。だけども、現実的には、あの現実は、溢水して、それが掘削されて、内側がやられたんじゃないですよ、外側ですよ。そこが未完成というか、要するに不十分だから掘削されるわけ。  今回も、我々が議員としてあそこへ説明に行って、若宮戸へ行ったときに、公園じゃないから、もうちょっと内側にも、内側に土手じゃなくてあれをやってくれと、遮水シートやって、ブロックやってくれというふうに言ったら、現場の国土交通省の技師は、粘土だとか砂だとかいうものをここで、コンピュータで決めて、絶対に破綻しないものをつくっているんだから心配するんじゃないと私に言ったんですよね。それから何日かしたら、今度は内側にちゃんと遮水シートをつくる、これは下妻の前河原地区もやるようになったというふうになるわけですよね。これはそのとき自信を持っていた話と全く違うわけだよね。こういうのを検討していたという話は後づけですよね。  だから、そういうのをちゃんと素直に聞いて、それは一番安全なのはそこだと、それ以外はちょっと危なくて、今みたいにおちおちしていられませんという話なんですよ、これは。だから、そこをやはり完全なものを求めるのは、何も悪い話じゃなくて、すばらしい話じゃないですか。あれだけの水を飲み切ったんですよ。さっき言ったように、ここらは40ミリしか降っていないんですよ。ところが、鬼怒川は600だとか、500だとかいうわけでしょう。その水みんな、おれら引き受けたんだよ。上のほうは何と言っているかというと、四つのダムがあって、見事な操作をやったというんだよね。それで、7割というのは当たり前のことをやったんだよね。で、水を流しちゃった。だから、我々のほうが水を受けたわけですよ。これは、上のほうの論理と我々の論理は、やっぱり違うと思うんですよ。被害を受けるわけですから、さっき言ったように水が来る、新開地ですから、ここは、もともとが。だから、そういうところをやっぱり、それを改善するのは当たり前。  そういうことで、何か国の言い分なりをただなぞっているんじゃなくて、こちら側の、常総市としての意見をちゃんと言うべきだ、それが被害を受けたことから学ぶあれじゃないですかというふうに私は思うんです。そういう面で、市長、どうですか。 70 ◯議長(風野芳之君) 神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 71 ◯市長(神達岳志君) 質問にお答えをいたします。  議員言われているとおり、これまでも国交大臣、または河川部長、または関東地方整備局長も含めて、またこの現場の下館河川事務所長に対しても、完全な堤防ということで要望もしております。今回の対策協議会でも含めて、この同程度の、関東・東北豪雨と同じような水害があっても完全に安全を担保できる鬼怒川緊急対策プロジェクトということで、600億投じていただいたわけでありますけども、その中身でも、いろいろな形で議員がおっしゃられる、皆さんも、裏面にということもお話をしております。そういう部分に関しても、全国の、日本の技術の粋を集めた国交省、またはいろいろな形で検討していただいて、どう違うのかというものも含めて検討してもらいたいということもお話をしておりますし、それについても返答できる自信もあるということも伺っておりますから、ぜひそういった形で地元首長としては、しっかりとした、市民が安心できる堤防を引き続き望んでまいりたいというふうに思っています。 72 ◯議長(風野芳之君) 堀越道男君。 73 ◯21番(堀越道男君) そういう水準で、ひとつ、これで終わりだというんじゃなくて、やっぱり言い続ける、改善させる、それが大事だということをお願いしておきます。  次に入ります。 74 ◯議長(風野芳之君) 次の質問に移りますので、答弁関係者の方、入れかえをお願いいたします。  堀越道男君、質問を継続してください。 75 ◯21番(堀越道男君) 私、きのう若干岡野議員からも出されましたが、市役所の職員の非正規問題といいますか、パート、嘱託職員の待遇改善の問題についてお話をさせていただきたいと思います。私が用意した文書の中には、一昨年の職員の数とかなんかでありますので、若干訂正もしながら質問したいと思うんですが、昨年、常総市の正職員は519人、そして非正規職員は454人、973人いて、それの46%が非正規だと。ただ、きのうのお話では、今年は517人、2名減っております、正職員ね。非正規職員が471名で、これは17人ふえていますね。988人で、非正規の構成比率は47%というのがきのうの答弁ではっきりしたわけですけども、職員が今、定数が、きのうの話では五百何人いましたね。それの中で、これだけ、517人ですから当然足らないという、そういう中で何が起きたのかというのをきのう出されましたね。大水害のときには非常に事務手続が滞ったとか、いろいろなものが。  合併するときには、専門職が結構集約されてサービスがよくなるんだというのが建前だったんですよね。ところが、実際には合併して定数削減することによって、非常に事務の大変なときに対応ができない。しかも、合併したことによって地の利がわからない。これは検証委員会の中に載っていますけど、要するに対応するときに、どこがあれだかわからない、地域もわからない、そういうのが起こったというのが書いてありましたけども、そういうようにサービスが大きく低下した。それ以上にいろいろないいところの、自治体のいいものが、サービスが削られたというのも事実ですよね。  そういう中で、例えば嘱託職員というのは、一昨年の話ですけども、特別な資格といいますか、介護認定調査員、地域支援センター、学芸員、こういう人を特別な資格、この職員、これは嘱託といいますね。それと、学校用務、保育所などの業務を雇う、これが一般の非常勤職員だと。それから、臨時職員として、再任用含めてこういう職、要するに職の形態があるわけでしょう。その中でさらに賃金が、臨時職員は800円、給食補助員は950円、保育所は1,050円というようなことで、職種によって区別されているということです。  さらに、身分の保証でもある社会保険の加入者、これがそのときで174人、38%にすぎないということで、非常に賃金が低い。そういうもので、官製ワーキングプアというのができるということが出されて、そのことについて、今改善が出されているわけですね、今度はね。法的にもちゃんとしようじゃないかということです。  最近、私どもいろいろな介護職の施設を回らせていただきました。言われているのは、川を渡ったら時間給にして賃金が100円安いんだと、こっちがね。茨城県側が。千葉県側が100円高い。だから、職員はみんな向こうへ行っちゃうんだと。集まらないというのを聞かされました。これは千葉県と境するところは茨城県の鹿嶋だとか、あっちのほうの話でもやはりそうらしいんですね。これは全県的な話にはなっていると思うんです。そういうことで、つくば市は何と今回、民間の保育所に月3万円、手当を出すなんていうことが出されました。  そういうのを見て、この常総市にとって、非正規職員が多いというのはあまりいいことではないと思うんですが、そうは言っても、その人自身の待遇がこんなに低くていいのかということですけども、この点の改善はあるのかどうなのか、ひとつお願いしたいと思います。 76 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。総務部長。               〔総務部長沼尻貴如君登壇〕 77 ◯総務部長(沼尻貴如君) 御質問にお答えさせていただきます。  賃金につきましては、現在事務職が時給800円、保育士・幼稚園教諭・栄養士・看護師が1,050円で支給しております。しかし、近年人材確保の困難さが深刻になりつつあることや、近隣市の賃金事情を考慮し、来年度は事務職の時給を850円、保育士・幼稚園教諭・栄養士を1,100円、看護師は1,150円で予算の計上をさせていただいているところでございます。  今後も臨時職員の待遇につきましては、県内各市の状況を踏まえ、さらに処遇の改善に努めてまいりたいと存じます。  以上でございます。 78 ◯議長(風野芳之君) 堀越道男君。 79 ◯21番(堀越道男君) ちょっと確認ですが、来年度というのは、要するに4月からですか。 80 ◯議長(風野芳之君) 総務部長。 81 ◯総務部長(沼尻貴如君) 29年度です。 82 ◯議長(風野芳之君) 堀越道男君。 83 ◯21番(堀越道男君) わずか50円ということですか。100円足らないというふうに民間では言われている中で、50円ですか。ちょっとささやかな、年間にして幾らになりますかね。月にしては7,000円、そのくらいになる。七、八千円、1万円にもならない。 84 ◯議長(風野芳之君) 人事課長。 85 ◯人事課長(飯田恒夫君) それでは、お答えします。  800円の人が850円に、50円アップなんですが、その人は7時間勤務になっております。1年間トータルしますと、大体9万円強の増加になります。  以上です。よろしいでしょうか。 86 ◯議長(風野芳之君) 堀越道男君。 87 ◯21番(堀越道男君) 数字については確認させていただきました。  ただ、今言ったように、100円も差をつけられていると、民間にね。ということで、困っている内容があるわけですから、当然今の50円上げて、それでいいということではないと思うので、これは引き続き、他市とのということもありますけども、やはり独自でそこを上げていただきたいというふうに思います。その点、以上で。
    88 ◯議長(風野芳之君) 次の質問に移りますので、答弁関係者の方、入れかえをお願いいたします。  堀越道男君、質問を継続してください。 89 ◯21番(堀越道男君) 3番目に入ります。ソーラー発電機規制条例についてですが、太陽光設置に対する規制条例が県内各地で今起きております。県でもガイドラインをつくっております。常総市では、水害の大もとをつくったといいますか、若宮戸での洪水をつくった、もとをつくった太陽光の発電業者が、自然堤防と言われる、砂丘ですね、砂丘を、要するに日照をとるために、西側の西日が当たらないとしようがないからということでみんな真っ平らにしちゃったわけですね。そのことによって大変な被害が起きたわけですが、そういう問題も含めて、いろいろなこの間設置されているところでの問題が出ております。  そういう面も含めて、やはり常総市としては、本当は他市より早くこういう規制条例をつくるべきじゃないのかなというふうに改めて思うんですが、例えば出されているところというのは、龍ヶ崎、それから石岡、笠間、それからつくばがあるわけなんですが、要は、地元との協議もしない、何もしないという形でやられますと、非常に、景観もありますけども、土砂災害だとかいろいろなものがある。  よく見ていますと、業者のほうの常なんですが、大体使えないような土地で、しかも崖っぷちのようなところとかなんかというのが、県西歩いていると見受けられますね。今まで大変な山であって、放置されているような山ということも問題かもわかりませんけれども、そういう山がある日突然にして根っこを掘り起こしているなと思ったら、広大な地域が一夜にして本当に太陽光の施設に変わっちゃうというのが、県西地域、非常に多いですね。  低いところに、申しわけなさ程度に貯水池、遊水池を置いておくわけなんですが、その悪しき例としては、うちのほうは報恩寺のところにつくられましたが、わずかばかりの遊水池をつくっておりました。上の広大な土地が全部メガソーラーになりまして、下にシートか何か敷いたんでしょう。雨水が、雨が降ると全部流れてきますからね。洪水のごとく押し寄せて、遊水池の壁を突破するわけですね。崩しちゃう。それで、ものすごい水が流れ込んで、あそこの老人ホームが一時避難するなんていうことが起きました。こういうようなところ、本当に立地条件としては悪いんじゃないかというところに、またまたああいうのをつくるんですよね。大体そういうのが常かなというふうに思うんですよ。  だから、これからの自然再生エネルギーとして太陽光というのはぜひとも必要なんですね、それはね。大体自然エネルギーのうち7割は太陽光だというんですね。そのほか、風力、水力とかいろいろ、地熱なんかあるにしても、7割は太陽光だろうと。その立地について、やはり地元とのトラブルがあったり、それから景観を壊したりというのがあってはならないということで、そういう問題でやはり条例をつくっていく必要はあるというふうに思うんですよ。  そういう問題で、ただ、龍ヶ崎なんかの例がいいなんていうことを私どものほうで考えているんですが、要するに、つくばは、筑波山と、それから宝鏡山という、こう位置づけちゃうとなかなか、そのほか抜け道になるということもありますので、そういう面はやはり規制をするときの内容として、自然環境、生活、住居、あるいはそういうことに対する、被害を受けるかどうかを含めて、やはり地元との事前協議があって、それはどのくらいの人を集めるのかとか、そういうものを含めてちゃんと規制条例は必要だと思うんですね。それは何も太陽光がだめだということじゃなくて、やっぱりちゃんとしたところにつくるという、これが基本だと思うので、そういう問題として、やはりこの常総市として、いろいろなところ、やっぱり悪しき話としては出ますからね、若宮戸のソーラーパネルがつくられたことによって洪水が起きたというのは、これは一つの事例としてもうできちゃっていますからね。そういうことで、そういうものを防いでいくというためには、やはりそういうものにちゃんと向き合った形で条例をつくる必要があるんじゃないかなというふうに思うんですが、そういう考えがあるのかどうか、ひとつお聞きしたいと思います。 90 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。市民生活部長。              〔市民生活部長須藤一徳君登壇〕 91 ◯市民生活部長(須藤一徳君) お答えいたします。  茨城県は、昨年10月に太陽光発電施設を設置しようとしている事業者が市町村や地域の理解を得ながら施設の適正な設置と管理を行うための太陽光発電施設の適正な設置・管理に関するガイドラインを策定しました。当ガイドラインは、対象となる施設を定めた上で、事業者に対して設置するのに適当でないエリアを明示し、施設の適正な設置のための手続について示しております。その中で、着工前に事業概要書の提出をし、関係法令、地元関係者への説明会等についても市町村との事前協議を行うことを示しております。当市では、現在このガイドラインに基づいて対応しております。  また、昨年5月には電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法等の一部を改正する法律が制定され、本年4月1日より施行されます。新制度では、事業開始前の審査、事業実施中の保守点検、事業終了後の設備撤去等の遵守を求めており、違反時の改善命令・認定取り消しを可能としております。  また、改正された法に沿った太陽光発電の事業計画ガイドラインも策定される予定でございます。  以上のことから、当市といたしましては、改正された法令等との整合性を図りながら、新たな条例の制定に向けて取り組んでいきたいと考えております。  以上です。 92 ◯議長(風野芳之君) 堀越道男君。 93 ◯21番(堀越道男君) 追っかけるようで申しわけないんだけど、いつまでにつくりますか。 94 ◯議長(風野芳之君) 市民生活部長。 95 ◯市民生活部長(須藤一徳君) お答えいたします。  まだ取りかかっておりませんので、現段階でははっきりしたことは申し上げられません。  以上です。 96 ◯議長(風野芳之君) 堀越道男君。 97 ◯21番(堀越道男君) 取りかかっておりませんがということで、いつになるかわからないと、それはちょっと、何かこの間の流れの中で、やっぱりちょっと遅いんじゃないかという気はしますね。そこらはちょっとスピードを上げていただけませんか、改めて。大至急ということです。どうですか、そういう点では。ことしじゅうにやるよと、こういう話にならないですか。 98 ◯議長(風野芳之君) 市民生活部長。 99 ◯市民生活部長(須藤一徳君) 先ほども答弁いたしましたけれども、再生可能エネルギーの法律が施行になります、4月1日から。それに合わせた事業計画ガイドラインというものが、大体案としてでき上がっておりまして、今パブリックコメントをやっている状況、その中でかなり、始まるときの認定制度も変わりますし、議員が御心配のように地元住民の方への事前協議ですとか、そういうものがきちんと今度入りますので、その点については法律で今度定められますので、法律に定められたものを条例で定める必要があるのかどうか、その辺も踏まえて条例の制定に向けて取り組んでいきたいと思っています。  現段階は、県のガイドラインがございますので、それでも事前協議というものをするようにというような指導があります。そのガイドラインに基づいて、既に現在は、今は生活環境課が窓口でございますけども、そちらに相談があったものについては相談をしております。  先ほどお示しにありました龍ヶ崎ですとか、つくばですとか、そういうふうな今までにでき上がった近隣の市町村の条例では、あまり踏み込んだ内容ではございません、正直言いまして。やはりもともと再生可能エネルギーは推進の法律でございましたので、規制的な面は弱かったですので、今回の改正になりますとその辺も踏まえて規制のところも入っておりますので、その辺の内容を見て、当市では整合性をとった条例をつくっていきたいと思いますので、そのガイドラインも含めて、あわせて制定していきたいと思います。時期につきましては、今は取り組んでおりませんが、早急に、もう条例化をするというふうなお約束しましたので、取り組んでいきたいと思います。  以上です。 100 ◯議長(風野芳之君) 堀越道男君。 101 ◯21番(堀越道男君) 目標とか計画については、いつやるというのが大前提だと思うんですが、取り組めないにしてもここまでやるよというのは、それは今言ったように法律が新たにできる、それができた上での後追いでもいいですよ。後追いになるわけだよね。でも、ことしいっぱいにはできますよという話は、これは言えるんじゃないですか。ただ、やりますよという言い方ではやっぱり、後々、いつやるといっていなかったでしょうというふうになるでしょう。その点はどうなんですか。そういう計画というのは立てないんですか。いつまでにはできると、その観点ですね。 102 ◯議長(風野芳之君) 市民生活部長。 103 ◯市民生活部長(須藤一徳君) 何年何月までというふうなことは、まだ協議まで入っておりませんので、早急に、新たな年度でやれればいいかなというぐらいの程度でございます。何年何月までというのは、この場では申し上げられません。申しわけありません。  以上です。 104 ◯議長(風野芳之君) 堀越道男君。 105 ◯21番(堀越道男君) その程度でと、こう言われちゃうと、やっぱり条例つくるときには、市の条例ですから、これを守らせるという立場があるわけでしょう。やっぱりそれは、きちんとやるということが大事だと思うので、何か腰が引けているようなやつで条例というのはつくるんですかね。そこらのところがよくわからないですね。ほかはどんどんつくっちゃっているわけですよね、甘いと言ってもね。これは確かにそうですよ。目的については設置業者との調和を図る、規制するというふうには載っていませんからね。これはみんなそうなんですよ、それはね。でも、やっぱり事前協議はすると、ちゃんと、何百メートルの人に対してはこうやると、こういうのが全部載っていますよね。精いっぱい頑張っている話なんじゃないですか、これでね。そういうのをやるときに、全然話も入っていない。だから、いつやるかわからないじゃなくて、こういうのについてはもう、うちのほうとしてはことしじゅうにはやりますよということが必要なんだと思うんですが、そういう考え方には立てないですか。最後に一言、よろしく。 106 ◯議長(風野芳之君) 市民生活部長。簡潔にお願いします。 107 ◯市民生活部長(須藤一徳君) 市条例はつくりたいと考えております。これは当局の考えです。ただ、先ほど申し上げましたように、法律が改正されまして、その中で事前協議というのは求められておりますから、4月1日からはもうその法律が施行になりますので、そちらで、市条例がなくても縛られることになりますので、それに基づいてやれることになると思います。ですから、それで市条例が必要であるということであれば、それはやはり早急につくる必要があると思うんですが、もう法律でその事前協議が必須であるということになれば、それに基づいてやることになると思います。  以上です。 108 ◯議長(風野芳之君) 暫時休憩といたします。                 午前11時46分休憩    ─────────────────────────────────                 午後1時00分再開 109 ◯議長(風野芳之君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を継続いたします。  次に、4番寺田 洋君。                〔4番寺田 洋君登壇〕 110 ◯4番(寺田 洋君) 4番寺田 洋です。通告に基づきまして、一問一答方式により質問いたします。今回は、市の環境行政についてと、市の保険に対する取り組みということで、2点についてお聞きいたします。  まず、1番目、市の環境行政(公害対策)について質問いたします。  市では、公害防止条例をつくり、毎年環境年報も発行しております。常総市というと温暖であり、静かな気候なんですが、これで公害がないかというと、環境基準をオーバーしている数値もありますので、きょう質問することにいたしました。  今現在、常総市も定住人口の減少ということになっておりまして、さまざまな政策は立てていると思いますが、住環境も整備し、きれいで住みやすい、魅力的なまちを行政と市民一体となりつくっていって、人口増につなげれば非常にいいんだと思っております。  では、具体的な質問に入ります。公害と言われるものについては、大気汚染、水質汚濁、土壌汚染、騒音、振動、地盤沈下、悪臭などが挙げられますが、今回は大気汚染、水質汚濁、騒音、振動についてお伺いいたします。  まず、大気汚染について伺います。大気汚染物質と言われるものの種類等の説明をお願いいたします。 111 ◯議長(風野芳之君) 答弁関係者の方、議場にお入りください。  これより答弁を求めます。市民生活部長。              〔市民生活部長須藤一徳君登壇〕 112 ◯市民生活部長(須藤一徳君) お答えいたします。  最初に、市の環境行政の公害対策全般について述べさせていただきます。  公害対策につきましては、大気汚染防止法、水質汚濁防止法、騒音規制法、振動規制法等の公害関係法令、また茨城県生活環境の保全等に関する条例、常総市公害防止条例に基づいて行っております。また、各法令に係る特定施設を所有している事業所については、特定施設の設置の届け出が義務づけられており、県、市で該当する事業所を把握し、立入検査等を行っております。  そのほか、市では事業所の公害防止の意識啓発のため、公害防止協定の締結を推進しており、現在108の企業と締結しております。この公害防止協定により、各事業所が大気汚染、水質汚濁、騒音・振動等の防止対策を定め、各事業所の公害防止に対する意識を高め、対象項目の基準値を超えないように業務を行っていただきます。また、水質や騒音の定期的な検査・測定を行い、市へ報告していただきます。  なお、定期的な検査結果等で基準値を超える値が出た場合には、改善計画書を提出していただき、公害の防止に努めていただいております。  市民から公害等の苦情が寄せられたときには、その都度調査を行いまして、対象事業所が特定された場合には指導を行っております。  一つ目の御質問にお答えいたします。大気汚染についてでございますが、その中の一つとして光化学スモッグというものがございます。光化学スモッグの注意報が茨城県から発令された場合には、市内の保育所、幼稚園、小中学校、高等学校、社会福祉施設などに連絡をし、注意を呼びかけております。なお、平成28年中は発令されませんでした。  以上でございます。 113 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 114 ◯4番(寺田 洋君) 一応、本当はどんなものがまず大気汚染になっているかを聞こうと思ったんですが、こちらで言いますが、大気汚染の汚染物質としては二酸化硫黄、二酸化窒素、浮遊粒子状物質、オキシダント等があると思いますが、今、部長答弁にありましたとおり、ほかのやつに対しては常総市は環境基準をクリアしております。唯一、光化学オキシダントについては環境基準を超える日が73日、時間数では375時間ありました。これは1時間値0.06ppmなんですが、これの倍以上0.12ppmも時間数にして6時間ありました。これと、先ほど言われました光化学スモッグ注意報ですね、28年度はゼロということだったんですが、今言ったのは27年度のデータなんですが、27年度はちなみに何回注意報は出しておりますでしょう。 115 ◯議長(風野芳之君) 生活環境課長。 116 ◯生活環境課長(猪瀬 清君) ただいまの御質問にお答えします。  27年中は、光化学スモッグの注意報は2回でございます。  以上です。 117 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 118 ◯4番(寺田 洋君) データでは、予報が4回、注意報2回ということですよね。実際、小中学校にみんな連絡するということになっていたんですが、連絡を受けたほうでの行動はどのようなことを指導しているわけなんでしょうか。 119 ◯議長(風野芳之君) 市民生活部長。 120 ◯市民生活部長(須藤一徳君) お答えいたします。  予報が出された場合には、窓やカーテンを閉め、外出を控える、運動を行っている場合中止して屋内に入ると、そのような対策をとるようになっております。  以上です。 121 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 122 ◯4番(寺田 洋君) これより重いやつで警報というのがあると思うんですが、警報は、過去に出たことはありますでしょうか。 123 ◯議長(風野芳之君) 市民生活部長。 124 ◯市民生活部長(須藤一徳君) お答えいたします。  過去10年の間では、環境年報上は出ておりません。  以上です。 125 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 126 ◯4番(寺田 洋君) 助かります。実際、この注意報は、去年だけがゼロで、あとは毎年必ず出ていると思うんですが、この光化学スモッグ、光化学オキシダントを減らす対策というのは、市ではとっているんでしょうか。 127 ◯議長(風野芳之君) 市民生活部長。 128 ◯市民生活部長(須藤一徳君) お答えいたします。  光化学スモッグというのは、原因の一つというか、工場や自動車の排気ガスなどに含まれる窒素酸化物やいろいろなものが日光に含まれ、紫外線等により光化学反応を起こして云々というふうな、そういうようなものでございまして、市単独で対応というか、それを防ぐという次元というか、そういうものでもないものですから、具体的に市でどのようなものを、この発生を抑制するというのは難しいかと思います。  発生しやすい時期も、5月から9月というふうな夏場でございますので、最近は光化学スモッグというのは減ってきております。10年とか20年前に比べますと。ですから、全然なくなったわけではございませんので、当市としてはそういうふうな発生が危惧されるとき、ある程度予想されるときもありますので、そういうときには先ほどの学校関係等には注意を呼びかけていきたいと思っております。  以上です。 129 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 130 ◯4番(寺田 洋君) 常総市単独では無理だと思いますが、最後にこれに対して一つだけ、今後は光化学スモッグはどのような形で移っていくとはお考えになっておりますでしょうか。 131 ◯議長(風野芳之君) 市民生活部長。 132 ◯市民生活部長(須藤一徳君) お答えいたします。  光化学スモッグだけにかかわらず、大気汚染関係で申し上げますと、特定施設を持っている事業所等には定期的に立入検査等も実施いたしまして、施設の使用状況の調査なんかを指導してまいっております。これは県とともに行っております。さらに、一定規模以上の施設を有しているものにつきましては、市と公害防止協定がございまして、そちらの締結に向けて御協力を願っていると。公害防止協定で自主的な予防というものを実施していただきたいと、そのように考えております。  以上です。 133 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 134 ◯4番(寺田 洋君) 続きまして、2)の水質汚濁について質問します。  まず、常総市の水質汚濁の、どんな場所というか、どんな事業所が対象となっておりますでしょう。 135 ◯議長(風野芳之君) 市民生活部長。 136 ◯市民生活部長(須藤一徳君) 水質汚濁につきましては、河川、用排水路、工業団地排水、事業所排水を市で採水し、水質検査を行っております。基準値を超えた事業所に対しましては、排出処理施設の改善や維持管理の徹底などを指導しております。
     この対象となる事業所でございますが、法律上対象となる特定施設と申しますけど、特定施設を有する事業所、市公害防止条例に対象となります指定施設を持っている事業所、こちらが対象でございます。  以上でございます。 137 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 138 ◯4番(寺田 洋君) 常総市、鬼怒川・小貝川・八間堀川・仁連川等があると思うんですが、菅生沼とかですね。こちらのほうは比較的数値を見ると安定しているということなので、産業系の排水対策について質問いたします。  28年度の分析項目総数519に対し、13項目が排水基準不適合ということでした。この事業所については、どのような指導がなされておりますか。 139 ◯議長(風野芳之君) 市民生活部長。 140 ◯市民生活部長(須藤一徳君) お答えいたします。  平成28年は、延べ71事業所について排出水の水質調査を実施しまして、分析項目総数519に対して13項目が排水基準不適合、項目別に見ると、水温が1回、pHが1回、BODが3回、SSが3回、大腸群数が5回、基準超過でございました。基準を超えた事業所に対しては、排水処理施設の改善や維持管理の徹底などを厳しく指導しております。  以上です。 141 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 142 ◯4番(寺田 洋君) 事業所のほうも一生懸命やっているとは思うんですが、難しいと思うんですが、同じような事業所で改善が見られないというところがあると思うんですよね、見れば。当然、実際問題としては設備投資等をしなくては難しいと思うんですが、その辺のところは市としては何かの対策は考えていらっしゃるんでしょうか。 143 ◯議長(風野芳之君) 市民生活部長。 144 ◯市民生活部長(須藤一徳君) お答えいたします。  これは、法律、条例で定められておりますものですので、事業所のそういう目標といいますか、営業活動があるとは思いますが、やはりこれは法令に基づいて当市といたしましては指導していきます。公害防止協定もございますので、それを守っていただく方向で市では指導を続けていきます。  以上です。 145 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 146 ◯4番(寺田 洋君) 先ほど言いましたとおり、常総市公害防止条例をつくってありますよね。一応その中にも罰則規定というのがあるんですよね。まだ、さすがにそこまでは、今のところは使ってございませんでしょうか。 147 ◯議長(風野芳之君) 市民生活部長。 148 ◯市民生活部長(須藤一徳君) お答えいたします。  市の公害防止条例の中で、罰則規定が23条、24条、25条等にうたわれております。私の知る範囲では、これを該当させたことはございません。  以上です。 149 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 150 ◯4番(寺田 洋君) その水質汚濁についてちょっと気になったのは、これは何でこの数値が出たかわからないんですが、豊岡の学校給食センターの排出の大腸菌群が基準値オーバーだと思うんですが、これについてはどういう、なぜこういうのが出たのか、これについての見解をちょっとお示しください。 151 ◯議長(風野芳之君) 生活環境課長。 152 ◯生活環境課長(猪瀬 清君) ただいまの御質問にお答えします。  過去に豊岡の学校給食センターの大腸菌群が超過しておるのが事実でございました。調査した日にちが夏休み期間中で、子どもたちの食事をつくっていない時期だったものですから、排水の水の流れが非常に悪かったと、その時期に採水して検査したところ、規定よりもオーバーの数字が出てしまいました。通常では50以下の数字、2月にもはかっておりますけども、この日は夏休み期間中だったのでそういう数字が出ております。その後、改善計画書を出していただきましたので、その後は、ちょっと計測はしておりませんけども、通常の値では50未満という数字が出ておりますので、たまたま夏休み期間中に、水が流れなかった時期に採水して計測したことにより、大腸菌群が非常に定数よりも多かったということでございます。  以上です。 153 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 154 ◯4番(寺田 洋君) 確かに夏休み中ですよね。7月末ですよね。でも、あまりいいことではないと思うので、さすがに気をつけていただきたいのと、実際的には被害というか、もちろんなかったわけですよね。 155 ◯議長(風野芳之君) 生活環境課長。 156 ◯生活環境課長(猪瀬 清君) お答えいたします。  被害については、こちらに報告も聞いておりません。  以上です。 157 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 158 ◯4番(寺田 洋君) わかりました。でも、一応市の施設なので、気をつけて維持管理のほう、よろしくお願いいたします。  問題はないと思うんですが、一応家庭用の雑排水についてだけ、公共下水道、問題ないと思うんですが、一応その状況と、一般家庭に対する指導等をお聞かせください。 159 ◯議長(風野芳之君) 市民生活部長。 160 ◯市民生活部長(須藤一徳君) お答えいたします。  家庭雑排水対策につきましては、下水道の整備地域については公共下水道や農業集落排水への加入促進をはかっております。また、下水道整備のない地域につきましては、合併浄化槽の適正な管理をしていただくよう指導しております。  以上です。 161 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 162 ◯4番(寺田 洋君) 次に移ります。3)騒音・振動について、まず騒音についてお聞きします。  音は、聞く人の主観的な判断によるものなので、場合によっては感覚的、心理的な健康被害を受けることも考えられますので、注意が必要と思われます。まず、路面に面する地域の騒音についてお聞きいたします。  国道294、354、つくば野田線、取手豊岡線、高崎坂東線、すべてにおいて昼間、夜間ともに環境基準を超過していたということですが、これに対する対策とか、これに対する考えはどのように思っておりますでしょうか。 163 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。市民生活部長。 164 ◯市民生活部長(須藤一徳君) お答えいたします。  騒音・振動につきましても、先ほどの大気汚染等と同じように関係法令、条例に基づいて対応しております。  その中で、自動車騒音につきましては、騒音規制法第18条の規定に基づく自動車騒音の状況の常時監視に係る事務の処理基準についてというふうな環境省からの通知がございます。この通知に基づきまして、毎年市内の幹線道路6カ所で実施しております。この結果につきましては、環境省に報告すると、このような通知が出されておりまして、これは毎年市で行っております。  この自動車騒音につきましては、常時監視をするというふうな目的で、先ほどの処理基準というふうな通知が出ております。自動車騒音は、その対策というのは非常に難しい問題でございます。普通騒音・振動、大気でも水質でもそうなんですけれども、発生元というのがはっきりします。ところが、この騒音でも、事業所からの騒音でしたらば特定施設というのが出るわけなんですが、自動車騒音につきましては動くもので、さらに時間によっても、また場所によってもと言っていいのか、固定されないですので、現時点では国のほうの方針としては、道路を走行する自動車の運行に伴い発生する騒音に対して、地域がどのくらい年間を通じて、どういうふうな騒音が発生しているかというふうな状況を継続して把握する目的で、先ほど申し上げました処理基準という通知が出されていて、それを常時監視していると、そういうふうな状況でございます。具体的に、環境基準を超えてどのように対策をとるというふうなことは今ところしておりません。また、この環境基準のさらに上に、要請限度というのがございまして、これがさらに夜間、昼間ともに5デシベルずつ大きくなっております。この要請限度にはまだ行っていないというのが市内の自動車騒音の実態でございます。  以上です。 165 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 166 ◯4番(寺田 洋君) 6カ所挙がっているということなんですが、市道ははかっている箇所はないんですか。市道もはかっていますでしょうか。 167 ◯議長(風野芳之君) 市民生活部長。 168 ◯市民生活部長(須藤一徳君) お答えいたします。  すべて県道、国道で、市道はございません。 169 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 170 ◯4番(寺田 洋君) 一応、市道をはかる予定はないんでしょうか。市道でもうるさいところはあると思うんですが。 171 ◯議長(風野芳之君) 市民生活部長。 172 ◯市民生活部長(須藤一徳君) お答えいたします。  先ほど、常時監視に係る云々という通知につきましては、県を通しての対処でございまして、常総市では6カ所ということで、これは常時、毎年騒音をはかって報告はしております。  また、そのほかの市道につきましては、市独自でやるということも可能ではございますが、今までのところはやっていないというのが現状でございます。  以上です。 173 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 174 ◯4番(寺田 洋君) 一応は考えてみてください。  次に、騒音計なんですが、騒音計について質問いたします。  やはり公害防止条例の中に、騒音計については結構細かくうたってありまして、簡易騒音計だとか、精密騒音計を用いて行うものとするとはなっているんですが、これは市の条例ですね。現在、常総市にはどのような騒音計を何台ぐらい常備しておりますでしょうか。 175 ◯議長(風野芳之君) 生活環境課長。 176 ◯生活環境課長(猪瀬 清君) お答えさせていただきます。  現在、常総市では、こちらに書いてあります精密騒音計のうち、普通騒音計2台を持っております。そのほか、精密騒音計については保持しておりません。  以上です。 177 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 178 ◯4番(寺田 洋君) それは、必要性がないから保持していないんですか。それとも、ほかの何か要件があって保持できなくなったというようなことはあるんでしょうか。 179 ◯議長(風野芳之君) 生活環境課長。 180 ◯生活環境課長(猪瀬 清君) お答えさせていただきます。  普通騒音計、それから精密騒音計の違いですけども、通常の測定の場合には普通騒音計で十分であるということが説明に書いてあります。精密騒音計は、ではどのようなときに使うのかということなんですけども、精密騒音計については誤差が普通騒音計よりも格段に少ないですので、研究とか実験とか、そういうような精度を求める場合に使うように記載されていると思います。常総市の場合には、通常の場合でありますので、普通騒音計のみを持っております。  以上です。 181 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 182 ◯4番(寺田 洋君) でも、見てわかるとおり、市の公害防止条例に、これとこれを持つというふうに書いてあるんですよね、一応は。それはいいとして、その騒音計の使い方なんですが、もし民間の方が騒音をはかりたいとなった場合に、これは騒音計を用いて、その当事者がはかるんですか。それとも行政がはかってくれるんでしょうか。 183 ◯議長(風野芳之君) 生活環境課長。 184 ◯生活環境課長(猪瀬 清君) お答えいたします。  個人から騒音の規制について、例えば器具を貸してくれといった場合には、こちらの行政担当者、生活環境課の職員が参りまして、当事者とあわせて一緒に計測して、確認しております。  以上です。 185 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 186 ◯4番(寺田 洋君) もちろん、それは、費用は無償ということですよね。 187 ◯議長(風野芳之君) 生活環境課長。 188 ◯生活環境課長(猪瀬 清君) お答えさせていただきます。  費用については全く無償でございます。  以上です。 189 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 190 ◯4番(寺田 洋君) 今現在2台しかないということですが、普通、例えば工場とかで騒音があったとしたら、一般的には何台ぐらいの騒音計を用いて、何カ所ぐらいはかるものなんでしょう。 191 ◯議長(風野芳之君) 市民生活部長。 192 ◯市民生活部長(須藤一徳君) お答えいたします。  事業所の規模にもよるんですが、通常1カ所ということはなく、あらゆる方面で、その境界においてはかっております。  以上です。 193 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 194 ◯4番(寺田 洋君) はかり方も、この公害防止条例、境界面ではかるとは出ているんですよね、確かに。だけど、2台しかなくては十分な活動ができないのではないかと思うんですが、いかがでしょうか。 195 ◯議長(風野芳之君) 市民生活部長。 196 ◯市民生活部長(須藤一徳君) 先ほど課長がお答えしましたように、市民から騒音の苦情等があって、はかってほしいといったときには、こちらから出向いていって、その苦情主とともに、あと事業所と立ち会って、境界ではかるというのがいい方策かと思います。  まず、1台きちんとしたものがそろっていれば、最低限は大丈夫だと思います。複数で同時に何カ所というのは、そう件数的にはございませんので、ただ、1台ですと壊れたときにははかれないという状態になってしまいますので、できればもう1台あるに越したことはないかなと思います。ただ、今のところ1台で大丈夫でございます。  その騒音計についても、定期的に検査というか、必要になっておりますので、それは定期的に行っておりますので、現在は不自由は感じていない状況ではございます。
     以上です。 197 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 198 ◯4番(寺田 洋君) 納得はいっていないんですが、わかりました。  振動のほうに移ります。振動についてですが、環境年報では振動の苦情、一応ゼロということになっておるんですが、実際問題としては振動に関する苦情というのが今までになかったんでしょうか。 199 ◯議長(風野芳之君) 市民生活部長。 200 ◯市民生活部長(須藤一徳君) お答えいたします。  近いところではございません。 201 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 202 ◯4番(寺田 洋君) その前に、まず、振動、苦情は実際あると思うんですが、まず振動を測定する機械ですね。常総市は、振動はどういうふうな形で測定しているでしょうか。 203 ◯議長(風野芳之君) 生活環境課長。 204 ◯生活環境課長(猪瀬 清君) お答えいたします。  振動計については、常総市では持っておりません。振動をはかる場合には、業者委託することになると思います。  以上です。 205 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 206 ◯4番(寺田 洋君) 昔からずっと、振動計は持っていなかったと解釈してよろしいわけですか。 207 ◯議長(風野芳之君) 生活環境課長。 208 ◯生活環境課長(猪瀬 清君) お答えいたします。  さきの水害におきまして、振動計が水没した関係上、現在は持っていないという回答でございました。水害の前にはありました。  以上です。 209 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 210 ◯4番(寺田 洋君) 水害の前にはあって、水害で水没して壊れたというか、騒音計もそのようなことを実は聞いているんですが、それで買いかえないということは、何か、それとも需要を感じないとか、関心がないのか、どちらかだと思うんですが、これはなぜそろえないんでしょう。 211 ◯議長(風野芳之君) 生活環境課長。 212 ◯生活環境課長(猪瀬 清君) お答えさせていただきます。  先ほど常総市生活環境課、振動は現実的にはあるのかもしれませんけども、生活環境課のほうにはちょっと振動の苦情がなかったものですから、今まで1年半過ぎておりますけども、買いかえる意思がなかったということです。ただ、今後財政課と協議しながら、前向きに考えていきたいと思っております。  以上です。 213 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 214 ◯4番(寺田 洋君) 振動に対する苦情が出れば、当然買うということですね。振動の苦情が出ていたって、はかれなくちゃ何の判断もできないと思うんですが、いかがでしょう。 215 ◯議長(風野芳之君) 市民生活部長。 216 ◯市民生活部長(須藤一徳君) 今までは、水没の後、先ほど課長が申し上げましたように振動に関する苦情がなくて必要としなかったというふうな答弁でございますが、今後、そういう振動の苦情等もあり得ますので、早い時期に振動計をそろえるように考えていきたいと思います。  以上です。 217 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 218 ◯4番(寺田 洋君) 具体的な問題ですが、私よりも神達市長のほうが詳しいとは思うんですが、実は。問題の結城街道ですね。あそこは市道ですが、大変通行量が多く、大型ダンプも通りますし、夜間でも大型ダンプだったり、トレーラーだったり、走っておりまして、付近の住民は騒音も含め振動で毎回地震が起きているようだと、何とかならないかという苦情がたくさんあったはずなんですね。市長もたくさん、いろいろな政策をやってくださいまして、一方通行を考えたりはしたんですが、現実問題では看板を立て、なるべく通らないぐらいのことしかなっていないんですね。やっぱり振動を抑えなくてはならないと思うんですね。そのためには、まず振動計がないと現実も把握できませんし、それに対する対策も打てないと思うんですが、市長は特に私よりも知っていると思うので、一応お答えというか、お考えを聞かせていただけませんでしょうか。ちょっとよろしいですか。 219 ◯議長(風野芳之君) 神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 220 ◯市長(神達岳志君) 寺田 洋議員の御質問にお答えします。  道路の騒音等に関しては、私も県議会土木委員長の折、または県の生活環境の委員長のときもいろいろと勉強しておりました。道路の騒音のほとんどは、やっぱり道路のアスファルトの老朽化、または段差、または下水・雨水のますとの段差、そういったものに起因することが多い形であります。そういった苦情の場合には、市の場合には建設課で現場を見て確認をして、そしてその音のレベルというものもはかる必要があるときは、そういう計器も必要になってくるものですから、そういうものも至急そろえて、対応に当たってまいりたいと思っております。 221 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 222 ◯4番(寺田 洋君) 音のところでちょっと言い忘れましたが、圏央道では一応防音対策ということで、道路も普通と違って空気穴が開いている感じで、騒音も抑えられているような構造になっていたと思うんですが、それを極端に言えば市道でも応用というか、使ってみるというような考えはありますでしょうか。  もちろん、振動も同時に、振動を抑える道路ですね、国交省がどのぐらいの技術力を持っているか知りませんが、多分できると思うんですが、市でそのような道路建設に向かって騒音・振動を抑えるというような、あとコンクリートの塗装を厚くするとか、国道並みにしっかりとした道路をつくるとか、そのような対策とか考えていらっしゃいますでしょうか。 223 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。              〔都市建設部長小林 茂君登壇〕 224 ◯都市建設部長(小林 茂君) 私のほうで、今の市道の整備ということだと思いますが、道路の例えば舗装厚とかということになりますと、いわゆる補助をもらっている道路の場合には補助の関係もございます。それと、その道路を整備したことによる対費用効果ということもございますので、必ずしもここでそういうことを今後やっていくということはお約束できませんが、一つの研究の材料ではあるかというふうには考えております。  以上です。 225 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 226 ◯4番(寺田 洋君) やっぱり騒音と振動に悩まされている方が実際問題いますので、市でもやっぱり、まずは市でも独自にはかれるような体制を、振動計もないというのではまず話にならないので、そういう整備のところはぜひともよろしくお願いいたしたいと思います。要望にしておきます。結構です。 227 ◯議長(風野芳之君) 次の質問に移りますので、答弁関係者の方、入れかえをお願いいたします。  寺田 洋君、質問を継続してください。 228 ◯4番(寺田 洋君) 2番のほうに移りたいと思います。保険に対する取り組み方について質問いたします。  まず、現行、市が行っている保険について、簡単で結構ですので御説明願います。 229 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。企画部長。               〔企画部長加倉田謙二君登壇〕 230 ◯企画部長(加倉田謙二君) ただいまの寺田議員の御質問にお答えします。  御質問の趣旨の確認でございますが、傷害保険等に限定してということでよろしいでしょうか。〔「はい」と呼ぶ者あり〕──市の実際、特に市民を対象としました傷害保険につきましては、全国市長会が実施しております市民総合賠償補償保険があります。これにつきましては、賠償責任保険と補償保険の二つの構成になっております。具体的には、市の施設や業務上の瑕疵や過失に起因する損害に対応するのが賠償責任保険、また市の行事や市の管理上のボランティア活動中の事故により被災した市民に対する見舞金に充てる保険金に対応するためのものが補償保険になります。常総市民全体が保険の対象になるというものでございます。 231 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 232 ◯4番(寺田 洋君) 一般的には、言わなくていいと言ったんですが、車両保険ですね、普通は使っているのが一番多いと思うんですが、この賠償関係の保険で、過去の例、もし一つあれば、こういうのが充当したというのがあれば、一つだけでもいいから教えていただけますでしょうか。 233 ◯議長(風野芳之君) 企画部長。 234 ◯企画部長(加倉田謙二君) お答えします。  24年に1件、25年に2件、26年に1件、28年に1件でございます。 235 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 236 ◯4番(寺田 洋君) 今現在、市が払っている保険料、荒木さんに聞くと怒られちゃいますが、一応どのぐらいの保険を市はかけておりますでしょう。 237 ◯議長(風野芳之君) 財政課長。 238 ◯財政課長(荒木悟志君) お答えいたします。  市民賠償補償保険は、105万7,000円です。 239 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 240 ◯4番(寺田 洋君) わかりました。今回、この保険に対する取り組みで質問したのは、この2番目のボランティア保険が気になったものですから、実はここが気になって質問したわけなんですが、正式名称は何というか知らないんですが、毎年4月に名前を登録して、ボランティアの人たちに対してかけている保険がありますよね。これについてちょっと説明願いますでしょうか。 241 ◯議長(風野芳之君) 企画部長。 242 ◯企画部長(加倉田謙二君) お答えします。  ただいまの議員の御質問の保険は、民間保険会社のボランティア活動保険という名前でございます。こちらの保険は、ボランティア活動に特化したものでございます。先ほど説明させてもらいました市民総合賠償補償保険でも、市管理下のボランティア活動では対象になります。それとの違いの大きな点としましては、先ほど説明しました保険の対象とならない活動時間以外の事故なども対象になりまして、例えば目的地へ向かう途中や活動の帰宅途中事故なども保険の対象となる点が異なる点でございます。  以上です。 243 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 244 ◯4番(寺田 洋君) このボランティア活動保険なんですが、例えばなんですが、市民が地域の草刈りをすると、現在、市の一斉清掃のときは当然市の保険が入っていると思うんですが、とは別に、地区地区で、伸びちゃったので草刈りやろうと、ついでに市有地でもある、近くに墓地があるので墓地もきれいにしてあげようと、そういうボランティア活動でやったときに、実際は、今草刈りといっても危ないんですね。過去に大けがした例もありますし、そういう地区のボランティア活動に対しての保険を市がかけてくれるということは、登録さえすればこれは可能なんでしょうか。 245 ◯議長(風野芳之君) 財政課長。 246 ◯財政課長(荒木悟志君) お答えいたします。  まず、市有地といいましても、道路に関しましては建設課の所管ですが、ふるさと愛護活動助成金というのがありまして、そちらで保険料については補助されることになっております。  それから、市有地の草刈りにつきましては、どこまでの範囲になるかはちょっと疑問はありますが、保険の内容が活動する方が決まっているというのが原則ですので、実際には名簿でも出していただければ可能であるかとは考えられます。 247 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 248 ◯4番(寺田 洋君) このボランティア活動保険というのは、まず知っている人はいないんじゃないかと思うんですよね。ただ、1回知ってしまうと、毎年同じ人は多分登録すると思うんですね。これは名簿登録ですよね、個人の名前登録ということを聞いたんですが、現在は、今三百何人と聞いておるんですが、毎年同じような人が同じようなことでボランティア登録活動保険を使っているということなので、もう少しこれを地区の活動にも拡充してもらいたいというのと、市民にもう少し周知するような活動をしてほしいんですが、今のところ広報活動状況とかはどのようになっておりますでしょうか。 249 ◯議長(風野芳之君) 財政課長。 250 ◯財政課長(荒木悟志君) 現在のところ、広報活動は行っておりません。 251 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 252 ◯4番(寺田 洋君) そうすると、知らない人はどうしようもないということになっちゃうので、さすがに何かの形では、市のお金を使っているわけですから、何かの形では広報活動したほうがいいと思います。ぜひお願いします。  3番目の災害関連保険について質問いたします。  前回も質問したんですが、要は小千谷についてです。今、神達市長のもと、地域防災組織の発展拡充、100%防災組織をつくるんだという形でやっていると思うんですが、小千谷はこの活動に対しても地域ごとの保険のほかに、市がその保険料をバックアップしているという制度があります。前回も話しましたが、市ではどのように考えておられますでしょう。 253 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。市民生活部長。 254 ◯市民生活部長(須藤一徳君) お答えいたします。  災害が起きた場合に、消防機関等による災害活動と相まりまして、自主的な防災活動である住民みずからの初期消火等の活動も行われるかと思います。このような防災活動を効果的に行うためには、常日ごろから防災知識の普及活動、災害を想定した防災訓練も必要であると思っております。これらのことから、当市におきましては、防火防災訓練の際における事故に備えまして、公益財団法人日本消防協会が提供する防火防災訓練災害補償等共済に加入しております。この共済には市民全員が加入しており、万が一事故に遭われた場合には補償を受けることができます。  ただし、すべての事故が対象になるわけではございません。補償の対象は、市及び消防機関が主催した訓練や、自主防災組織等が主催し、事前に訓練計画書の届け出があった防火防災訓練であり、訓練に起因する事故により傷害を受けた場合に対象となりますので、御注意はいただくことになるかと思います。  それで、議員が御質問の小千谷のような自主防災組織に対する賠償責任保険の対応ということでございますけれども、現在のところ、市では自主防災組織を各地域でふやしていただきたいと、そのような取り組みを始めております。今後なんですが、その自主防災組織が数多く市内にできまして、その後はこの自主防災組織の、やはり小千谷のように連絡協議会というようなものをつくっていただきたいと思っております。その中で、やはり保険というものについても考えていく必要があるかなと思っておりまして、現段階ではまだそこまで進んでおりませんが、今後そういうようなことについては研究していく必要があろうかなと思っております。  以上です。 255 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 256 ◯4番(寺田 洋君) 逆に、こういった保険があるということで、自主防災組織の結成率もふえるでしょうし、入ったほうが当然、こういう自主防災組織に入っていれば保険までも得られるんだと、住民も安心できるんだということになると思うので、逆にこちらのほうももう少し自主防災組織ができる前から検討して、こちらも逆にセールスポイントとしてやる、その保険も今あまりないと思うので、保険屋さんと相談はしなくちゃならないと思うんですけど、本当に常総市独自の、自主防災組織もここまで保険を持ってくれるんだと、逆に市長が言う、防災日本一を目指すと言っているわけですから、保険のほうでも、やっぱり安心は保険に入っているほうが安心に決まっていますので、ぜひ前向きに考えてほしいと思っております。一応答弁、どう思いますでしょうか。 257 ◯議長(風野芳之君) 市民生活部長。 258 ◯市民生活部長(須藤一徳君) お答えいたします。  積極的に、前向きにと言っていいんでしょうか、そちらの、やはり安心があろうかと思いますので、保険が入っていれば。どのような形で支援というか、補助できるのか、その辺も踏まえて検討していきたいと思います。  以上です。 259 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 260 ◯4番(寺田 洋君) 以上で終わります。ありがとうございました。 261 ◯議長(風野芳之君) 暫時休憩といたします。                 午後1時57分休憩    ─────────────────────────────────
                    午後2時10分再開 262 ◯議長(風野芳之君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を継続いたします。  次に、15番中島亨一君。                〔15番中島亨一君登壇〕 263 ◯15番(中島亨一君) 15番中島です。一般質問する前に、各同級生の部長さん、卒業おめでとうございます。今回が最後の議会ということで、しっかりと答弁していただきたいと思います。それでは、通告に従いまして質問させていただきます。  総括の一問一答ということで、最初に防災計画の策定について、水害より1年半が経過しましたが、どうなっていますかと。前半で、きのう小林議員の質問で答えが出ちゃいましたので、非常に寂しい思いをしておるんですが、違った形できょうはお聞きしようかと思います。これについて答弁をお願いします。  2番目に、高齢者の免許返納について、免許返納後のフォローを考えているかと。この質問は、昨年の11月に大澤 清議員より出ました。大変、今、世間で高齢者の運転による悲惨な事故が起きていると。当地域は車がなくては何もできない、そういう地域でございます。そういう状況の中にありながら、免許を返納しようというふうに考えている方もいらっしゃいます。ただ、そういう方が、大澤議員の質問にもありましたけども、買い物や医者に行くときにどうしようかと、免許を返すのはいいけども、どうしようかと、そういうことを真剣に考えていらっしゃる方がいます。私も相談をされました。現実的には、この前の答弁では、周りの市でそういうことをやっている市もあると、ところが、常総市ではやっていないと、だから、それを何とか考えていきたいと、そういう答弁がございました。前向きというふうには書いていなかったですけども、考えていきたいと。そうすると、半年近くたって考えた結果がそろそろ出るんじゃないかというふうに思いますので、この二つについて丁寧な答弁をいただければと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 264 ◯議長(風野芳之君) 答弁関係者の方、議場にお入りください。  これより答弁を求めます。市民生活部長。              〔市民生活部長須藤一徳君登壇〕 265 ◯市民生活部長(須藤一徳君) お答えいたします。  まず、1番目の御質問の防災計画の策定についてにお答えいたします。  地域防災計画は、災害対策基本法に基づき、市の地域に係る災害対策を実施するに当たり、市並びに防災関係機関がその全機能を発揮して住民を災害から保護するための事項を定め、もって防災の万全を期するため、関係機関及び他の地方公共団体の協力を得て総合的かつ計画的に定めるものでございます。  常総市地域防災計画は、以上のことを踏まえ、本市における各種災害に対応するため、基本的かつ総合的な計画として策定いたします。  また、昨年6月には常総市水害対策検証委員会より、平成27年常総市鬼怒川水害対応に関する検証報告が答申されました。その検証報告書の中で、地域防災計画について次のように提言されております。  地域防災計画は、あるべき論として位置づけ、その下位に具体的な業務マニュアルを作成することが必要である。そこでは、実災害の想定と、市職員の人員の限界を定量的に示し、確実に実施できるものを標準作業手順として定めるとともに、突発的、非定常的な作業・業務の発生に対する対処方針を明記しておくべきであると書かれております。  当市では、この検証委員会からの報告を受け、常総市地域防災計画の見直しに着手いたしました。まず、災害対策本部の運営と職員の初動マニュアルについて見直しを行いました。結果としまして、職員災害時初動マニュアルとして作成いたしました。現在は、避難所の見直しやその運営についてのマニュアルを作成しているところであります。  地域防災計画は、市域における防災活動の指針としての性格を有するとともに、災害が発生した場合、状況に応じて有機的な運用を図るものとして、地域における災害対策を体系化したものでございます。  本市の防災計画については、風水害等対策編、震災対策編など、見直す項目が多岐にわたっております。また、上位計画である茨城県地域防災計画や関係法律との整合性を図る必要があります。これらのことから、常総市地域防災計画すべてにわたっての見直しについては、まだ終了していないというのが現状でございます。しかし、災害はいつ発生するかわかりませんので、地域防災計画の見直しを早急に完了させ、かつ各部署における行動マニュアルを作成するよう全庁的に取り組んでまいりたいと考えております。  次に、2番目の御質問、高齢者の免許返納についてお答えいたします。  前回の11月議会において、大澤議員、新田議員より同じ内容の御質問をいただいております。現在、常総市では運転免許自主返納者に対しての対策は行っておりません。当市においては、公共交通機関はありますが、それでも市民が日常の買い物、病院への通院等をする場合には、車での移動が欠かせないものとなっております。しかし、最近は高齢者による交通事故が毎日のように報道されるなど、全国的に問題となっており、自主返納の促進は必要であると感じております。  高齢者の運転免許証の自主返納が進まない一因として、車による自由移動ができなくなる不便があると考えられます。また、近隣の自治体において、運転免許自主返納者に対しデマンドタクシー利用券の補助や公共交通機関の乗車券や回数券の配布を行っているところもございます。これらのことから、今後高齢者が車がなくても移動できる方策等について検討し、高齢者の運転免許の自主返納の促進が図れるようにしてまいりたいと考えております。という答弁も、前回においてもいたしております。現在は、この答弁に基づきまして調査研究しているところでございます。  以上です。 266 ◯議長(風野芳之君) 中島亨一君。 267 ◯15番(中島亨一君) 今、市民部長よりすばらしい答弁をいただきました。ほとんど、きのうの答弁、また前回の議会の答弁と同じようなものでございます。ただ、問題は、きのう小林議員も言いましたけども、災害はいつ起きるかわからないと、そういう中において、地域防災計画が完了していないと、去年の6月に水害検証委員会の検証結果、そして提言が出たということですから、考えればまだ1年たたないわけです。  ただ、この地域防災計画は、約300ページ近い分厚いものです。それを一体、どこをどう直すのかと。例えば今、市民部長が一体どういうふうに今回の改定について、地域防災計画のどこをどうしたらいいのか、また前回の防災計画はどこがだめだったのかと、だからここを直すんだという、そういう話は今一切なかった。ただ、防災計画をつくり直す。何でつくり直すかと、役に立たなかったからつくり直す。それをやっていたのは、今、安全安心課になっていますけども、だめならば、どこがだめなんだか、今説明をしていただきたい。そして、どこをどう直すんだかお願いします。 268 ◯議長(風野芳之君) 市民生活部長。 269 ◯市民生活部長(須藤一徳君) お答えいたします。  基本的には、地域防災計画の一番根本であります、実効性のある現実的な地域防災計画をつくり上げると。それで、つくり方においては、昨日も少し申し上げましたけれども、職員により市民の意見等を取り入れて、常総市のあるべき防災計画というものをつくっていきたいと、そのように思っております。  項目立てについては、今、私、手元にございませんが、今の地域防災計画でそのまま使えるものも当然ございます。見直すところは見直しまして、何しろマニュアルというものが、マニュアルがすべてではございませんが、実効性のあるマニュアルを備えた地域防災計画、これをつくるのが具体的な内容というか、中心でございます。  以上です。 270 ◯議長(風野芳之君) 中島亨一君。 271 ◯15番(中島亨一君) 地域防災計画、風水編、それから地震災害対策編、それから東海地震の対策と、三つに分かれていると。その今言った、常総市の現況に合わせた防災対策をつくるんだということで、今、部長が答弁しましたが、では、なかなかできないということで、きのうも何か小林議員から、何やってんだというお叱りの言葉がありましたけども、この地域防災計画の、例えばこれを専門に防災計画を練り直していると、つくり直していると、そういう係はどこですか。また、何人担当していますか。 272 ◯議長(風野芳之君) 市民生活部長。 273 ◯市民生活部長(須藤一徳君) 専属の担当はございません。安全安心課の防災危機管理室の中で行っております。  以上です。 274 ◯議長(風野芳之君) 中島亨一君。 275 ◯15番(中島亨一君) 管理室長はだれですか。 276 ◯議長(風野芳之君) 市民生活部長。 277 ◯市民生活部長(須藤一徳君) 溝上室長でございます。 278 ◯議長(風野芳之君) 中島亨一君。 279 ◯15番(中島亨一君) それでは、溝上室長、お聞きします。今、部長から危機管理室でこの防災計画の練り直しをやっていると、そういうお話でしたけども、この防災計画を今、風水編ならば、どの辺を改定していますか。 280 ◯議長(風野芳之君) 危機管理室長。 281 ◯安全安心課副参事(溝上 博君) ただいま中島議員から、防災計画の中の風水害について実施しているというところでお答えいたします。  まず、災害対策本部の体制の見直しということで、これは既に初動対応マニュアルということで策定をして、試行ですが、既にこれでやっております。  それと、一昨年の関東・東北豪雨による検証・分析ということで、検証委員会の報告を受けて、事後どうするべきかといったところです。  次に、さまざまな関連する法律が改正されておりますが、その中央省庁の通知と資料の収集に努めております。  そのほか、中央防災会議等で提示された提言、あるいはガイドライン、検討委員会の資料等の収集に努めております。  以上です。 282 ◯議長(風野芳之君) 中島亨一君。 283 ◯15番(中島亨一君) そうすると、風水害の対策に関しても今やっている最中だと。そうすると、震災に対しても今からやっていくということになりますよね、当然。一遍やったらじゃないだろうから。そうすると、これができ上がるのはいつになるのかなと、今でも災害がいつ発生するかわからないと、きのうの夕方も地震ありましたね。宮城県と福島県の境あたりでね、震度5弱と。地震だって今起きている。迅速にこういうものはつくらなきゃだめでしよう。一つ一つ、それは整合性を持たせると、上位法と整合性を持たせてやるのも大切だけども、時間をかけてやっていればいいというものではない。迅速にやらなければ、市民の命がかかっている。そうでしょう、部長。市民の命がかかっている。生命、財産がかかっている。時間をかけてやっていればいいというものじゃないですよ。やっぱりこういうものは、例えば調査する人員が足らないのであれば、それは上に言って人員を補充してもらって、そして速やかに防災計画をつくっていく。そうじゃなかったら、市民の安心安全はだれが保証するんですか。  前にも私、言いましたけども、起こらぬ先の杖をいかにしてやっていくかと、新しい庁舎をつくるときも言いましたよね。自家発電は2階に置けと、太陽光は直結して2階の配電盤に持ってこいと、そうすればいざというときに使えるだろうと。水害が一番発生する可能性が高いんだから、そういうのを考えればいいだろうと、庁舎を建てる前に言ったでしょう。でも、実行しなかった。ごみ収集に関しても、須藤部長にも何回も、また塩畑副市長にも何回も提言しましたよね、こういうふうに集めてくださいと。ほかの事例をもってこういうふうにやってくださいと、そうすれば早くできますよと。また、経費もなるたけ安く済みますよと、そういうお話をしたんです。なぜ迅速にそれを実行しないのか。おかげさまで、莫大な経費をかけてごみを収集する羽目になった。また、言ったことをやらない、先を見ない、だから水没しちゃった庁舎に、ほかに連絡もつかない、携帯も使えなくなってしまう、電気もつかない、そういうところで一晩明かす、ほかと連絡とれない。そんな無様な形になってしまったんじゃないですか。  やっぱり、我々議員は、今はやりの言葉で言えば市民ファースト、市民のことを考えて、市民のために何が一番正しいかと、何が一番必要なのかと、それを今訴えているわけです、議会で。違いますか。そのために我々21人の議員はいるんですよ。形はどうあれ、いろいろな方が一般質問して、それはみんな市民のためと思って質問しているんです。ところが、執行部側がそれを真摯に聞かない。さっきの高齢者の運転免許にしてもそうですよ。半年たっているのにまだ検討中、一体幾らかかるんですか、そのために。何を検討してできないんですか。ほかでできていることが、なぜできないんですか、ここで。副市長、なぜできないのか、ちょっと答えて。 284 ◯議長(風野芳之君) 塩畑副市長。                〔副市長塩畑 実君登壇〕 285 ◯副市長(塩畑 実君) 地域防災計画について、ちょっとお答えしたいと思いますけども、一昨年の水害を受けまして、今年度組織をまず強化させていただいて、安全安心課の防災係、2名体制だったわけでございますけれども、そこについて防災危機管理に格上げしまして、2名体制から、室長については年度途中になりましたけども、4名体制にして、そういう地域防災計画づくりについても携わっていただきたいという思いもあって、そういう組織の見直しも行ったというところではございました。  ただ、実際には、安全安心課にも、私もいろいろその進捗状況なんか確認してまいりましたけれども、実際には視察への対応とか、防災業務全般への対応に追われてしまったところがあったというのが一つあったと思います。また、先ほど部長から話がありましたように、担当が決まっていなかったというふうなところもちょっと十分に取り組みができなかった一因ではあったのかなというふうに思っておりまして、この点、事務方の責任者の一人として申しわけないというふうには思っているところでございます。  ただ、そうした中、一方では、議員の方からもいろいろ言われていましたけれども、コンサル等に委託してやるという案もあったとは思いますけれども、結局は今回の水害の教訓を生かすには職員で策定した方がいいだろうという判断もあって、今に至っているというところでございます。  今回、昨年の6月に水害対策検証委員会の報告書の中で、地域防災計画の実効性について触れられている部分もございますけれども、ここの中でも各種マニュアルや体制の不備について10点ほどの指摘があってということもございまして、改めてこれを見ると大変な作業になるというふうに思ったところでございます。このため、いずれにしましても、安全安心課、4月1日からは防災危機管理課というところに組織がえをいたしますけれども、その1課1係でやっていくのは確かに難しい面もあるというふうに思っておりますので、そこは議員もおっしゃっておりましたけども、全庁挙げて取り組む必要があるだろうというふうに思っておりまして、その点でスピード感をもって、今さらながらと言われるとそうなってしまいますけれども、一生懸命取り組んでいきたいというふうに思っているところでございます。 286 ◯議長(風野芳之君) 中島亨一君。 287 ◯15番(中島亨一君) おれに謝ってもらったり、言いわけを聞くために質問しているんじゃないんですよ。新しい形がつくれればすぐできるのかと、そうじゃないでしょう。災害はいつ来るかわからないんだよ。いつ来るかわからない災害に対して、そのためにわざわざ危機管理監をつくってやっているんでしょう。そしたら、それだけの人数を配置して、一刻も早く地域防災計画を仕上げて、市民にも知らせて、どこへ逃げたらいいか、どうしたら、自分たちが行動したらいいか、また役所の職員は自分たちがどういうふうな行動をしたらいいか、それをきちんとするのが最前提でしょうよ。市長は防災都市を目指すと言っているんだよ。防災都市を目指すと市長が言っているのに、それにこたえないというのはどういうことなんだ、この職員は。市民の安心安全を守るために、防災都市を目指す、そういうことを市長が言っているんだろう。そしたら、それに全力でこたえるべきじゃないの。何を悠長なことやってるんだよ。あした震災が起きるかもしれない。自分たちがどういうふうに行動するのか、わかってるの。  ここで大切なのは、検証委員会の中にもあった。まずはリーダーシップなんだ。前の市長みたく、何を言っても決断できない。彼が市長になったときに最初に言いました。決断ができない、政治家としての3要素、判断力とか、決断とか、言いましたよね。聞いている人も聞いていない人もいますけども、その大切なリーダーシップ、決断をするということができなかった。その結果として、災害が半分人災みたいな形になってしまった。やるべきことをやらない。防災無線にしてもそう、当初194カ所につくると言っていたの。なぜそれが減っちゃったの。194カ所でしょう、最初つくると言ったのは。なぜ途中で数が減った。今、市長が防災都市を目指すと言ってやっている、行動している。そしたら、副市長以下それにならって、大至急この地域防災計画を完成させて、そして市民の安心安全を図る。役に立ってこそ公務員と、何回言いましたか。役に立たない公務員なんて要らない。緊張感をもってやらないからだめなんだよ。議員が提案したことを何カ月かけているんだ。考えます、検討します、いつまで検討するんだ、いつまでに考えるんだ、結果はいつ出すんだ、なぜそれが答えられない。こんな愚かな話がありますか。それは毎日の仕事が忙しいのはわかりますよ。残業までしているんだろうから。だけども、きちんと、今、災害がいつ発生するかもわからないようなときに、そういうときにきちんとこういうものをやらなきゃだめでしょう。さっき言ったでしょう。人数が足りないのであれば、市長に言って、市民の安心安全を守るためにはどうしても人数が必要だと、大至急防災計画をつくらなきゃいけない、なぜ具申しないんですか。言われたことだけやってる、そんな公務員はもう要らないんですよ。みずから率先して、市民のために自分は何ができるのかと、そういうことをきちんとやるのが、今求められているんですよ。  どうですか、いつまでに防災計画つくりますか。 288 ◯議長(風野芳之君) 市民生活部長。 289 ◯市民生活部長(須藤一徳君) お答えいたします。  この地域防災計画につきましては、防災は安全安心課で所管しておりますので、安全安心課の職員が一番早くつくりたい、完了したいという気持ちは持っております。一番強く持っているのは事実でございます。それは部長である私も感じております。今までできなかったのは、さまざまな理由がございますけれども、今後については早急につくっていきたいという気持ちは持っております。  ただ、現時点で何年の何月にできるというふうな明言は、今の段階ではできませんので、御理解いただきたいと思います。  以上です。 290 ◯議長(風野芳之君) 中島亨一君。 291 ◯15番(中島亨一君) 部長ね、何年何月にできるかわからない、災害は待ってくれないですよ。あやふやな的に矢を打ったって当たらないんだよ。ここって決める、それに向けて全力でやっていく、そうじゃなかったらいつまでたってもできないでしょうよ。自分が今いる期間じゃなくても、せめて来年度中には、新年度中には絶対完成させるとか、そういう目標がなかったらできないでしょうと言っているんです。いつできるんだかわからないなんていう答弁は要らない。いつまでにやりますか。あなたが答えなければ、今度は市長だよ。決意だ、決意。 292 ◯議長(風野芳之君) 市民生活部長。 293 ◯市民生活部長(須藤一徳君) お答えいたします。  目標と言われましても、やはりはっきり答えられないというのが答えでございます。この計画につきましては、先ほど申し上げましたけれども、実効性のある現実的なものをつくる、これは簡単に今あります地域防災計画をちょいちょいと直して、それでいいやというふうなものをつくるつもりは毛頭ございません。前にも議員からいろいろな自治体の防災計画等の御案内というか、提案もございました。東京の国分寺市の例も挙がったと思います。常総市でそれをそっくりまねるつもりもございませんけれども、今まではコンサルを入れて、ありきたりの型にかなった地域防災計画というのが一般的でございますけれども、そういうものでなくて、やはり検証報告書にあったように、現実的に使いやすい実効性のあるものをつくりたいというふうに思っております。  このつくり方につきましては、やはりコンサルを入れて案分等、その辺も協力を得ながら、市民の声を聞いて、あとは実効性のあるというか、実働である我々職員がつくっていくのが一番ベストだと思っておりました。ところが、コンサルは使わないで、それもすべて職員でやろうと思って計画を立てております。それで、いつまでというのが、まだそこまでの細かい詰めは入っていないということであります。  この地域防災計画は、御存じのようにでき上がるときは、最終的にはまとめてでき上がります。部分的にどこどこというのは、それはマニュアル的なものは部分的にでき上がりますけれども、完成するときは一度にまとまったものが完成になります。ですので、答えになっておりませんけれども、私の口からはいついつまでにでき上がるというのは、きょうの時点では申し上げられません。  以上です。 294 ◯議長(風野芳之君) 中島亨一君。 295 ◯15番(中島亨一君) できないことを自慢げに言われても困るんですよ。そんなできないことを、いつまでにできませんなんていう話じゃなくて、そんなの言われたって、さっきから言っているでしょう、人が足らないんだったら人を要求すればいいし、それに、自分が仕事の内容を本当に把握しているのであれば、今どこどこまで進んでいると、風水害の第1章から、これは第11章まであるね、その第11章の中で、本当に常総市に必要なものはどれなんだと、その中でどことどことどこをどういうふうに直すかということが頭の中に入っていれば、じゃあ、一遍には出せないと今言いましたね。一遍に出せないのであれば、庁内には、庁内メールでも何でもいいんだけども、議会にも報告して、今第何章までやっているんだと、こういうことを今やっていますよと、そういう報告をすればいいじゃないですか。何も一遍にどんと出す必要ないですよ。ここまで今進んだんですと、これに関しては、オープンにしていきたい。何でできないの、それを。自分が把握していないからでしょう。例えば自分で全部わかっているんだったらば、何カ月後にはここまで行くんだ、目算が立つでしょうよ。人員が足らなかったら、人員をふやせばいい。そうでしょう、市長。だから、あとはやる気なんだ。日々の業務も忙しいかもしれないけども、専属の室長もいるんだし、そのもとで、でき上がるところはどんどんやっていく、このまちに合わせた、現状に合わせたものをつくっていく。でき上がった順にファイルとして出せばいいじゃないですか。そうすれば、みんな、ああ、ここまで防災計画できているんだ、ここまで進んだんだなと、変にみんな心配しないんですよ。ところが、1年半たっても、災害が発生してもう1年半たっても何ら音沙汰がない。それで、市長は市長で一生懸命防災都市、防災都市と言っているわけだ。どこが防災都市なんだ。  今、堤防を直している。2011年の震災のとき、東北太平洋沖地震のときに、私、何て言いました。この地震によって鬼怒川と小貝川の堤防は大分傷ついているんだと、ここに大水が来たときには大変なことになるよ、そのときも私言いましたよ。先のことを考えてやる、今できることをやる、できたところから出せばいいじゃないですか。市民には、まず正常性バイアスを取っ払ってもらう。自分だけは安心だなんて思ってない。我々もそうです。あの2011年の3.11の2時46分の震災、皆さん味わいましたよね。あのとき、大変だなと思って、その後しばらく、ちょっとでも揺れると、ううっと反応する。このごろ、反応しない。あ、地震だなと、そうでしょう。慣れてきているんだ。それは、頭の中の悪い意味での正常バイアスが働いているんです。絶対安心なんてあり得ない。だから、それを取っ払うためにも情報を出していく。今、ここまで常総市の地域防災計画は進んでいるんだ。それを出していくことが大切なんだ。また、議員からの提案をきちんとやっていくことが大切なんだ。防災計画はこの辺にしますよ。一生懸命やってもらって、最後にまた聞きます、市長ね。  さっきの高齢者の免許返納、このフォロー、そんなたくさんの予算を使うわけじゃないじゃないですか。考えていた。部長、どういうふうに考えていたんだか、ちょっと説明してください。 296 ◯議長(風野芳之君) 市民生活部長。 297 ◯市民生活部長(須藤一徳君) お答えいたします。  自主返納につきましては、道路交通法で高齢者が75歳になったときの免許更新についていろいろな検定を行うというふうなことで、やはり免許証でございますので、本来であればその運転技能が衰えた、あるいは認識が下がった段階で、免許ですので、許可でございますから、返納する、あるいは没収するというふうなことが本来のことなのかと思いますが、現法律では没収ということはできませんので、あとはもう自主返納にかかるということになろうかと思います。現実的には、やはり常総市においては公共交通があまり発達しておりませんから、つくばなり守谷へ行くのに、やはり不便だろうというふうな実態があると思います。  そこで、やはりちゅうちょして、無理をした運転により事故を起こすということは、やはり問題であろうかなと思います。それをある程度補助、支援する必要もあろうかと思ってはおります。最近、近隣の自治体においても、タクシー券ですとかデマンド交通の補助券ですとか、そういうものを出してある程度の支援をしているというふうな事例がございます、近隣において。当市でも、対策を考えるとなるとまずこの辺から入っていくことになろうかなと思います。ただ、それで抜本的な解決になるのかというのはちょっと疑問なところもありますが、まずはそういうふうな方法は考えられるかなとは思っています。現時点ではその程度でございます。  以上です。 298 ◯議長(風野芳之君) 中島亨一君。 299 ◯15番(中島亨一君) だから、今聞いた答弁は、11月にその同じ答弁をしたでしょう。同じ答弁を聞いてもしようがないでしょうよ。だから、6カ月間の間に何を考えていたんだ。じゃあ、安全安心課の中でこの問題について何時間討議したんですか。答えてください。 300 ◯議長(風野芳之君) 安全安心課長。 301 ◯安全安心課長(斎藤健司君) お答えいたします。  安全安心課の中で何時間というのは、はっきりと申し上げることはできませんけども、係の中ではこれについてはしっかりと今議論をしているところでございます。 302 ◯議長(風野芳之君) 中島亨一君。 303 ◯15番(中島亨一君) 議論をしたならば、議論の結論は何ですか。結論を言ってください。議論をしたならば、その結論は出たんですか。 304 ◯議長(風野芳之君) 安全安心課長。 305 ◯安全安心課長(斎藤健司君) まだ結論には達していません。 306 ◯議長(風野芳之君) 中島亨一君。 307 ◯15番(中島亨一君) 答弁するのもいいかげんにしてくださいよ。半年もやっていて、議論していて、結論が出ない。それはやっていないということでしょうよ。よく言いますよね、検討します。検討しますと机の上に置いたらそのまま、下手するとそのままごみ箱に行って終わり。考えるって、検討した、話し合った、結果は何ですかと聞いているんです。その結果が、まだ検討中です。そんなばかな話ないでしょう。議会をばかにしているんですか。議員をばかにしているんですか。議員の言った話を、いいや、そんなの聞いておけば。一般質問のときだけ答えておけばいいや、そう考えているんですか、皆さんは。せっかく新田さんや大澤さんが真剣に高齢者のことを考えて、悲惨な事故を起こす前に高齢者が自分で免許証を返したい、そう思っている。ところが、今、免許証を返しちゃうと医者へ行くのにも行けない。どうしようかな。そのうちに事故を起こしたらどうしますか。  前回、企画部長は、自動的にとまる車が出るんですよという話をしていました。確かにきょうの新聞に、2020年には全車に自動ブレーキですか、それがつくようになると。ところが、2020年からブレーキがついたとしても、古い車にはつかないんですよ。私の車も十何年乗っていますが、まだ何年も乗るんですね。そうすると、それにはつかないんですよ。だから、それはあと20年も30年もすれば、自動ブレーキがついた車でそういうことが起きなくなるかもしれない。だけど、今の時点ではそういう対策は意味がない。だったら何をするかといえば、やっぱり自主返納してもらうと。そして、悲惨な事故を減らす。そのために、免許証は警察ですよ、公安委員会です。だけども、そういう悲惨な事故を常総市から起こさない。そのために、免許証を持っている人がみずから返納したいと思っているときに、じゃあ、そのフォローとしてできること、デマンドタクシーでもいいです、福祉タクシーでもいいです、なぜそういうことが11月の議会で出たのに、今議会に予算も出ないし、何にも出ないんですか。何を考えて仕事をやっているんですかと、こう言いたい。検討しました、答えは出ません。おかしいでしょう。  市長、ちょっと答えてくださいよ。どうするんですか、これ。さっきの防災計画も含めて、どういうふうに今後やっていきますか。みずからの判断をここで述べてください。 308 ◯議長(風野芳之君) 神達市長。
                   〔市長神達岳志君登壇〕 309 ◯市長(神達岳志君) 中島亨一議員の質問にお答えいたします。  まず、防災計画についてであります。これは、私が8月3日に就任いたしました。その約1カ月後に溝上危機管理室長が就任いたしました。私の就任する2カ月前に検証委員会の報告が出ました。私も就任をして、地域防災計画の重要性というのは認識しておりましたから、直ちに変更、また計画の策定というものを指示したのは確かでございます。  そういった中で、9月、10月と毎週のように、この安全安心課、危機管理室ともども、徹夜の作業が続きました。これは台風が連続して、9号、10号、11号と連続して続いた大変な時期でもございました。そういった部分も踏まえて、年末に防災計画をしっかりつくれという指示もしましたけども、その中でコンサルタントに依頼をして、コンサルタントでつくると、人手も足りないという部分もございましたので、私にも報告が上がってまいりました。今現在できていないのは、この半年間の私のリーダーシップの責任であります。何よりも頑張っていたのは、この職員たちであります。  しかし、私の考えは、実効性のある地域防災計画をつくってくれというのが先ほど部長の言った答弁であります。コンサルに依頼して、ちゃちゃっとつくるような防災計画は要らない。みんなでつくるから、みんなでつくっているうちに、今、議員がお話をされたように、つくっている段階から自分で考えたものだから、自分ですぐ動ける、これが実効性のある防災計画だと私は認識しておりますので、その決裁を、判こを押すことはこだわりました。判こを押さない。そのかわり、時間がかかってもみんなでつくり上げるんだということで、今まで時間が延びている経緯は私の責任でもございます。  ただ、今後、しっかりと今工程表をつくっております。まだこれは、この危機管理室長、副室長、この執行部だけでのものですから、全体庁議としての合意形成には至っていないのが現状であります。ここをしっかりと全体庁義の合意形成を図って、4月には全体の地域防災計画の工程表、これをしっかりと完成させます。そのために、1月1日から企画部秘書課に政策推進室もつくりました。これは、各こういった、防災計画も含めて、私が推し進める地域防災計画もそうですし、防災先進都市に当たる各政策の、今まで予実管理、どこまで進んでいて、今、議員がおっしゃっていただいたように、いつまでに完成するのかという、その進捗管理が今までちょっと薄かったという点がございましたので、早急ではございましたけども、4月1日の機構改革を待たずに、1月1日に政策推進室を設けました。それも踏まえて、4月1日には危機管理室を市長直轄の、私の直属の市長公室に配置することにもいたしました。そういった部分も踏まえて、議員の御指摘、またはこのデマンド交通、または自主返納の問題もそうであります。全く議員のおっしゃるとおりでございますから、そういった議員からの御提案、そういったものも踏まえてしっかりとこれからは工程表をお示しできるようにしていきたいと思っております。  以上です。 310 ◯議長(風野芳之君) 中島亨一君。 311 ◯15番(中島亨一君) これ以上言ってもらちが明きませんので、終わりますけども、今、市長が言ったロードマップをきちんとつくって、やっぱり管理しないとだめですよね。そうでしょう、部長。ロードマップをきちんとつくる、どういう形でやっていくかというのを、多分自分の頭の中にはできているんだろうけども、やっぱりそれは外に出さないと、こういうふうになっていますよということを議会にも説明しないと、みんな不安に思う。どうなっているんだろうなと。せっかく市長、皆さんのことを守ってくれたんだ、今ね。すごいよね。偉いと思う。しっかり市長の期待にこたえて、すばらしいロードマップ、そして本当に市民が安心安全できる、市民の安心安全を守ることができる、そういう地域防災計画をつくっていただけるように、また先ほど言ったような免許証の自主返納、そんな半年も時間かけないで、本当にやる気になれば市長の決断でできちゃうんだよ、すぐに、こんなのは。予算が1,000万も2,000万も、5,000万もかかるわけじゃないんだから。そういうのはやっぱり迅速に、やるべきことは迅速にやって、よろしくお願いします。きょうはこの程度にしておきます。 312 ◯議長(風野芳之君) 暫時休憩といたします。                 午後3時00分休憩    ─────────────────────────────────                 午後3時25分再開 313 ◯議長(風野芳之君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を継続いたします。  次に、5番金子晃久君。                〔5番金子晃久君登壇〕 314 ◯5番(金子晃久君) 5番金子晃久でございます。通告に基づきまして一般質問をさせていただきます。  まず初めに、この3月で御退職なされる皆様におかれましては、長年の市への御貢献まことにありがとうございました。何といっても私も議員になりたてのころ、本当に皆様が課長補佐クラスの方でいて、一番親身になっていろいろと質問を聞いたりだとか、いろいろな相談をしたりだとか、非常に思い入れが、そしてなおかつ、あの水害を乗り越えられてきた方々です。さまざまな御相談だったり、さまざまな、時には文句を言ったりだとか、時には涙したりだとか、本当にすばらしいきずなでこの災害を乗り切れたと私は確信をしております。下にいる課長の皆さんも本当にありがとうございました。皆様、戦友だと思っております。  また、神達市長におかれましても、この半年、就任して半年間、非常にいろいろな、さまざまな施策に関しまして取り組んでこられたことを非常に感謝申し上げます。当三坂の流失世帯に対する支援等、この半年という期間だったんですが、その中で結論をお導きいただいたことを非常に感謝申し上げます。  また、先日、茨城自民党政策大綱というものが私の方に送られてきました。その中の1丁目1番地に、実はこの水害、関東・東北の災害から一刻も早い復旧をなし遂げるというのが一番最初のページに載っております。被災者生活再建支援制度の支援金額の大幅な引き上げ、半壊世帯の資力要因の撤廃や被災した中小企業に対する支援、また二重ローン対策、また各市町村における危機管理部門へ自衛隊OB等の配置、本当に神達市長が県議時代いろいろ取り組んできて、皆さんとひざを詰めて話し、さまざまな思いを県議時代に培ったものがまさに1丁目1番地に反映されている、そしてこれを市長として遂行されていることに対しまして、改めて敬意と、そしてさまざま議員の皆様から御指摘いただくものをさらにブラッシュアップしていただいて、この常総市の危機体制に対しましてさらにいい、住みよい常総市にしていただくことを心より御祈念申し上げます。  本日は、一般質問、1項目提出をさせていただきました。一つなぞかけをやりたいと思います。気象予報士とかけて政治の世界と解く、その心は、風を読むことが大切だ。最近、非常に強い風が吹いております。先週なんかもう大変でしたね。洗濯物をやっている皆さんなんかは本当に吹き飛ばされて大変だったと思います。  その中で、昨年の12月22日、新潟県の糸魚川市で大きな火災がございました。類焼面積4万平米という、まれに見る大火でございます。消防庁が規定する大火の規定は、3万3,000平方メートル、約1万坪ですね。これをもって大火とするということでございました。また、この糸魚川の火災に関しましては、新潟県が災害救助法を適用したりだとか、火災で初めて被災者生活再建支援法が適用されたりだとかいう、非常に大きな火災となりました。本当に、最近吹いていた風が、暴風だったと思うんですが、その当時、秒速27.2メートルですか、これが糸魚川の方で吹いていたと。全焼が120軒、半焼5軒、部分半焼が22軒という大きな火災でございました。  ここで、テレビを見ながら考えました。これ、常総で同じような気象条件のもとで火が出て、火災がだーっと広がってしまったら、大丈夫かなというふうな動機で今回質問させていただきます。糸魚川の火災のような瞬時に延焼を引き及ぼす大規模火災に対しまして、消防体制の最大動員数、常備消防、広域連携、消防団等すべて含む、動員までの過程、時間などの、この大火に関する備えに関しましてお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。 315 ◯議長(風野芳之君) 答弁関係者の方、議場にお入りください。  これより答弁を求めます。市民生活部長。              〔市民生活部長須藤一徳君登壇〕 316 ◯市民生活部長(須藤一徳君) お答えいたします。  常総広域消防本部、西南広域消防本部に確認しましたところ、常総広域消防本部では、火災出動態勢は第1次出動、第2次出動、第3次出動の3段階となっており、西南広域消防本部でも火災出動態勢は第1次出動、第2次出動、特命出動という3段階となっております。  また、規模が大きく、被災市独自では十分な措置ができず、応援を必要とする場合は、消防相互応援協定に基づいて他の消防本部に応援要請を行います。第1段階として、近隣消防本部へ応援要請を行います。協定市町村は、常総広域消防本部では、西南広域消防本部・つくば市・取手市となっております。西南広域消防本部では、常総広域消防本部・小山市・野木町・筑西広域・つくば市・野田市・埼玉東部局・館林地区となっております。それでも防御が著しく困難である場合は、茨城県広域消防相互応援協定に基づき、第2段階として県内の消防本部に応援要請を行います。さらに第3段階として、緊急消防援助隊要請を行う過程となっております。  最大動員数・時間につきましては、応援要請を受ける側での判断となるため、不明であるとのことでございました。  消防団につきましては、現在、水海道支団239名、石下支団181名、女性分団14名、合計434名の団員がおります。出動につきましては、水海道支団では、火災が発生した管轄区域の分団が出動しますが、消防署より要請があった場合はその他の分団も出動することになっております。また、被災市の消防力によっては、防御が著しく困難と認める場合は消防相互応援協定に基づき応援要請をすることになっております。協定市につきましては、常総市、坂東市、つくば市、守谷市、つくばみらい市となっております。石下支団では、第1次出動で火災が発生した管轄区域の分団が出動し、また、本部の命令により第2次出動として全分団が出動することになっております。さらに、第2次出動によっても鎮圧しがたい場合は、消防相互応援協定に基づき応援要請することになっております。協定市につきましては、西南広域を構成する古河市、下妻市、坂東市、八千代町、五霞町、境町となっております。  以上でございます。 317 ◯議長(風野芳之君) 金子晃久君。 318 ◯5番(金子晃久君) ありがとうございました。非常に安心をいたしました。まさか県をまたいで、栃木や千葉などと広域的に連携を結んでいるとはちょっと考えておりませんでしたので、非常に安心をいたしました。  常総市の場合、火災というよりも、地震があって、水害があって、これは風害、つくばの竜巻なんかも常総市が発生源とも言われておりますが、この風に対する備えというものを十分その地域防災計画の中にも盛り込んでいただいて、皆さんの安全安心を担保していただければと思っております。  以上です。    ─────────────────────────────────  散会の宣告 319 ◯議長(風野芳之君) 本日の一般質問はこの程度にとどめ、散会といたします。                 午後3時35分散会 当サイトのコンテンツ(文章、画像、図表)は、常総市議会の著作物です。無断で複製、転載することを禁止します。 Copyright (c) Joso City Council Minutes, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...